エハマドさんは英会話の先生で、ドバイに8年、その他各地を転々とされ、日本にやってきました。 旦那さんはインドの人で、結婚当初は徹底的に料理を教えこまれたそうです。
「得意料理は何ですか?」と質問したところ即答されたのが、このチキンカレーです。
鶏を一羽分丸ごと買ってきて食べやすい大きさにブツ切りします。 さばき方はこちらです →鶏のさばき方。 一羽分はキビしいとしても、是非骨付き鶏でどうぞ。
タマネギを好きなだけ刻んで、バターでじっくり飴色になるまで炒めます。
そこでブツ切りを加え、炒め合わせます。
コリアンダー、クミン、ターメリック、クローブ、レッドチリ等好きなスパイスを加えます。 ガラムマサラです。
水をヒタヒタに張り、鶏が柔らかくなるまでコトコト煮込みます。
この際ニンニクペーストと、ショウガの搾り汁をたっぷり加えるのが美味しさのヒケツでして、 エハマドさんはニンニクペーストにおいては、手作りして常備する事をお勧めしています。
その作り方はというと、ニンニクを鮫皮おろしで丁寧にすりこみ、 そこへオリーブオイル、レモン汁、塩少々を合わせます。
清潔な瓶に入れて冷蔵庫に保管しておけば、あらゆる調理に大活躍!というわけです。 長期保存する場合は、瓶に詰めたら表面に、うっすらオリーブオイルをたらして膜を作っておくのでした(大蒜ペースト)。
※ニンニクはすりおろすと緑色になる時もありますが、品質的には問題ないそうです。
さて鶏は柔らかくなりましたか? ここから作り方は二手に分かれます。 まずは、トマト版です。 ホールトマトを加えて、
好みのカサになるまで煮込み、塩で味を調えたら完成!
というテと、
ヨーグルトをたっぷり加えて好みのカサになるまで煮込み、塩で味を調えて完成!というテです。
両者を同時に入れてもウマいハズですが、エハマドさんはこのへんをキッチリ分ける人です。 ヨーグルトもしくはトマト、どちらか一方しか用いません。
今回は鍋を二手に分け、同時に両タイプを仕込んでいます。 その理由はというと、子供達がヨーグルトの酸味やガラムマサラの風味に敏感なので、ヨーグルト版はオイ用、 トマトは子供達用としたのです。
ヨーグルトには「追いスパイス」をガッツリ加えてホットなカレーに仕上げました。
飲みながら食べるつもりなので、御飯は控えめに盛りまして、鶏をかじってはまた鍋から鶏を引き上げてつまむ、という風に楽しんだのです。
14/03/17