3月3日はひな祭り。 ひな祭りといえば「はまぐり」です。
ひな祭りには毎年、はまぐりのお吸い物を作ります。 娘は昨日一足早く保育園で食べてきたそうですので、ちょっと違う方法ではまぐりを味わいます。
ページトップは焼きはまぐりです。 はまぐりをただ炭火で炙り、口が開くやいなや、レモンを絞りこんでいただきます。 酒飲みにはたまらない食べ方です。 もうなんぼでも食えます。
一風変わった食べ方としましては、器に酒、醤油を半々に入れて、 そこへはまぐりを3時間ばかり漬け込みまして・・・
※ハマグリは裏を下にして焼きます。 裏の確認法は、ハマグリのちょうつがいを下にして立てて、倒れて下側になった方が裏です。 汁こぼれを防止できます。
炭火で焼くのです。 ちょうどサザエのつぼ焼きみたいな味、風合いになります。 醤油により殻がくっついて、開かなくなる時がありますのでどうぞご注意ください。
※醤油漬けは、嵐山光三郎さんの食べ方です。
小鍋に酒を張りまして、塩をひとつまみ加えます。
煮立ったら、はまぐりをひとつ沈めて・・・
口が開いた瞬間、取り出して食べるのです。 酒飲みにはこたえられない食べ方です。 もうどれだけでも食べれます。
※これは池波正太郎さんの食べ方です。 「うまいぞォ、これは」とおっしゃいます。 はまぐりをネギ、焼き豆腐と共に味噌などで煮ながら食べる「はまぐり鍋」という料理もあります。
ちょっと洋風の食べ方を。 バターを室温にしばらく置いて、柔らかくしてから刻みパセリを混ぜ込みます。 塩、胡椒、レモンで味を整えます。
これに、あらかじめ炒めておいたみじん切りのニンニクとマッシュルームを練りこむと、合わせバターの完成です。
はまぐりを湯に入れて、口が開いたらすぐに取り出し、殻のフタを取りさります。 身に合わせバターを塗ってから、パン粉を散らしてオーブンで焼き目がつくまで焼きあげます。 少々面倒ですが、見栄えのする調理法です。
あっさりしたものを食べたくなりました。 やはりはまぐりの吸い物を作っておかねば終われません。
昆布だしにはまぐりを入れ、 弱火で煮ていくとじき口が開き、汁が琥珀色になります。 そこへ塩をひとつまみ加えると、おいしい吸い物のできあがりです。 しみじみ、美味しいものです。
更新日:23/03/29
公開日:11/03/02