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カクテル

カクテル

ブラッドさんとアンジェリーナさんがアレなんですってね。

こう書いてもいまいちピンときませんね、ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーがこの度婚約したんですって、めでたいです。

どうして急に二人の話をしたのかというと、なんでもアンジェリーナ・ジョリーさんが毎日、真昼間から呑んでいるカクテルがあるという話を聞いたからなんです。

オイは酒飲みですけどカクテルにはまったく興味がありません。 なのでバーに行ってもウォッカやウイスキーをあおります。 ダメなんです、甘味のある酒が。

なのでカクテルの話なぞは管轄外になるのですが、「アンジェリーナ・ジョリーが昼間から呑んでいるカクテル」という蠱惑的な言葉の響きに、ついカクテル道具一式を買いに走ったのでした。

シェーカー

カクテルとは

そもそもカクテルとは何なのかといいますと、酒をベースに2個以上の素材を混ぜ合わせた飲み物のことです。 「酒ベースの飲み物」っちゅうことです。

シェーカー

カクテルを作るのに必要な道具としてはまず、シェーカーです。 氷と素材を中に入れて混ぜ、冷たいカクテルを作るための道具です。 この姿、お酒を飲まない方でもご存じでしょう。

※シェーカーはトップ、ストレーナー、ボディーに分かれます。


メジャーカップ・バースプーン

メジャーカップ・バースプーン

メジャーカップは酒やジュースの量を計るための道具で、30mlと45mlが対になったものが一般的です。 バースプーンは材料を混ぜるのに使うものです。


スクイザー

スクイザー

その他にも果汁を絞るためのスクイザーや、材料を混ぜ合わせるためのミキシンググラス、アイスクラッシャーやマドラーなどカクテル作りに必要な道具は色々なりますが、割愛させていただきます。

カクテル作りの基本となる技は4つあります。


ビルド

材料を直接グラスに注ぎ、バースプーンで混ぜて作るものです。 手軽です。


ステア

ミキシンググラスに氷と材料を入れて、バースプーンで混ぜて作るものです。 ステアとは、混ぜることを意味します。 酒の持味が生きます。


シェーク

シェーカーを振り、素材と氷を混ぜ合わせ、冷たいカクテルを作るものです。 口当たりがよくなります。


ブレンド

ミキサーで材料を混ぜて作るものです。 氷をシャーベット状に砕いたりできます。


さてそれでは早速ジョリーさんが毎昼呑んでいるカクテルを作ります。 まずはシェーカーにですね、いやいやシェーカーは必要ありませんでした。

氷を入れたグラスにですね、ウォッカを45ml、冷たいコンソメスープを好きなだけ入れて、軽くステアしてはいできあがりです。 このカクテルの名は、


ブル・ショット

です(ページトップ画像)。 「コンソメースープをカクテルに?」 なんてお思いでしょうが、これがまたイーんです。  島地勝彦の『甘い生活』によると、飲む前にこれを一杯ひっかけておくと、コンソメが胃壁を守ってくれるらしいのです。 のん兵衛に最適なカクテルというわけです。

これを知ってからというもの、バーに行っては呑むように習慣づけています。 もっとも、オイがブルショットを口にするのはいつもだいぶできあがってからになるのですが。

そうなんです、このブルショットこそが、アンジェリーナさんが、毎日昼間から呑んでいるカクテルなのです、はい終了!!

となる予定だったんですが、ネタ元の『甘い生活』をよく読み返すと、どうやらアンジェリーナさんが飲んでいるのはブルショットではなく、 青リンゴのカクテルだったんです・・・。 記憶の中で勝手にジョリーさんと、のん兵衛に最適なカクテルを結び付けてしまっていたのです。

青リンゴのカクテルには興味があまりありませんので、ここには書きません。 「アンジェリーナさんが飲んでるカクテルってどんなのだろう?」と楽しみにしていた方々に深くお詫び申し上げます。

※島地さん行きつけのカナユニのブルショットは、ゼリー状のコンソメをシェーカーに入れ、お湯で溶かしてからウォッカを入れてシェークするもので、ここのブルショットが日本一だと書いておられます。


ブラッディ・メアリー

ブラッディ・メアリー

このまま終わってしまっては面白くありませんので、数少ない愛飲しているカクテルを紹介します。

氷を入れたグラスにウォッカを45ml注ぎ、冷たいトマトジュースを注いでステアすると、ブラッディメアリーのできあがりです。 好みで塩や、タバスコを加えます。

酔って眠たくなってきた時にこれを飲むと、また復活してしまうというオイにとってはまさに「ドラキュラと血」の関係にふさわしい、目覚めの一杯です。

これと似たようなので、ビールとトマトジュースを同割にしたレッド・アイや、ビール、ウォッカ、トマトジュースを混ぜたレッド・バードなんかも好きですね。


オイ・ソジュ

オイ・ソジュ

カクテルを調べていて偶然行き当ったのですが、韓国でキュウリの事を「オイ」と言うそうです。 知りませんでした。 オイはキュウリだったわけです。

韓国では焼酎にキュウリを入れて飲むと悪酔いしないと言われているそうです。 そういえばキュウリをスライスしてコップに入れ、箸でつついて氷、 焼酎を注いでキュウハイを作るという技を多用する知人がおりました。


以上カクテルでした。 せっかくシェーカーを買ってきたのに、作ったカクテルはビルドばかりでシェーカーいらずでした。  何やってんだろう俺、ということでまたお会いしましょう(ミルクセーキをシェークして作るとかなり旨いですよ)。


ヨーロッパ退屈日記

伊丹十三さんの『ヨーロッパ退屈日記』にカクテルの記述がありましていつもながら素晴らしいので引用させていただきます。


わたくしは、彼女の、その日の気分や、好み、アルコール許容度、そして服装の色などをおもんばかって、これ以上なし、というカクテルをピタリと注文する悦びは、男の愉しみとしてかなりのものと考えるのだが、いかがなものであろうか。  次にカクテルに関する二、三の覚え書きを記す。


マルティニ

カクテル・グラスに氷を入れて、グラスを冷やす。 一方、ミキシング・グラスに氷を入れて、ドライ・ジン、次いでドライ・ヴェルモットを注ぎ、バー・スプーンで二、三回かきまわす。 ジンとヴェルモットの割合いは、三対一でも九対一でも好みに応ずる。

カクテルは、冷たいことが身上であるから、ジンやヴェルモットなどは、あらかじめ、壜ごと冷しておくバー・マンもいる。

次に、カクテル・グラスの氷を空け、ミキシング・グラスからマルティニを注ぐ。 ついで、短冊形に切ったレモンの皮の両端をつまみ、マルティニの上で、ちょっと引っ張り気味に、捻るように絞ってからこれをマルティニの中に浮かす。 九対一より、 もっとドライなものを作る場合、ミキシング・グラスの氷の上からヴェルモットを注ぎ、氷も、ヴェルモットもそのまま捨ててしまう。 つまり、カクテル・グラスの内側が、ヴェルットで濡れている、という状態にしておいて、ミキシング・グラスから注ぐのである。

レモン・ピールの扱い方には今一つ方法があって、この場合はレモンの皮を、直径一センチくらいに丸くそぐ。 次に、マッチを擦って右手に持ち、飲み物の上にかざし、マッチの火にむかって、二つに曲げたレモン・ピールをちょっとつまむ。 すると、 レモンの皮の毛穴(こんないい方はないと思うが)からピュッと吹きだした脂肪分が、小さな青い光を出して燃え、レモンの香りがマルティニに移る、ということになる。

さもないと、表面に脂肪がギラギラと浮いた、いかにも油で汚れたグラスで作ったみたいなマルティニができあがる。


ギムレット

これには、ライム・ジュース・コーディアルというものが必要である。 しかも、これはイギリスのローズという会社のものでないとうまくいかない。 ライム・ジュースであろうが、ライム・マーマレイドであろうが、ライムとくればローズにきまっているのだ。

ミキシング・グラスに氷を入れ、ドライ・ジン、次いでライム・ジュースを注ぐ。 この割合は諸説あるが、二対一くらいが適当だと思う。 これを、冷やしたシャンペイン・グラスに注ぎ、胡桃大の氷を一つ入れる。

そもそも、これは船の旅で、赤道祭の時に飲むためのカクテルであった。 だから氷を入れるのは、氷がグラスに当たってチロチロと涼しい音を出すようにという配慮である。 従って、この氷は、炎天下でなければ省略してもよろしいかと思う。


ジン・バック

バックという言葉には、僧侶という意味があるのだそうである。 なんでも、その昔、黒い僧服を纏った坊さんがラベルに描かれたジンがあって、それが語源になったというが、定かではない。

buck つまり、バック・スキンのバックと同じスペリングである。 ついでながら、バック・スキンとは、裏革のことだと考えている人がいる。 「スウェイドのバック・スキン」なんていう。 これは意味がないね。

バックは牡鹿のことだから、従ってバック・スキンは鹿革でしょう。 スウェイドはね、あんた、鞣していない山羊の革ということなんだ。 「スウェイドのバック・スキン」なんて、豚の焼き鳥みたいなもんじゃないか。

ところで、ジン・バックだが、これを作るグラスは、コーリン・グラスという、上から下まで同じ太さの、背の高いグラスがよい。 まず、レモンを半分に切って、皮に隠し庖丁をしておく。 要するに、レモンのジュースが出やすいように、切れ目をいくつかいれておくのです。

これをグラスに深く押し込む。 ジンを好みだけ入れて、ジンジャー・エールで割り、氷を浮かす。 冷たければ冷たいほどよい。 マドラーで、レモンをギュウギュウ押して、好みの酸っぱさにして飲む。


プランターズ・パンチ

氷を細かく砕いて、コーリン・グラスに一杯つめる。 氷を叩くには、乾いたフキンに氷を包み、氷かきの柄は、コカ・コーラの壜で丹念に叩けばよい。 これをフラッペという。

さて、レモン半個、オレンジ半個を絞ってジュースをとる。 ラム、砂糖のシロップを好みだけ加え、シェイカーで、凍りそうになるまで振り、これをコーリン・グラスに入れたフラッペの上から注ぐ。

グラスの縁に、オレンジ、レモンの輪切りを添え、パイナップルを一切れ、サクランボなんかものっける。 正式には、ミントの葉を挿すことになっている。

要するに、お子様ランチ風ににぎにぎしくしなければならないのである。 ストローも日本、そしてマドラーもさし込んでおこう。 最後に、グラスの表面をよく拭いて、残ったフラッペを両方からギュッと押しつけると、フラッペは瘤のようにグラスにくっつくことになっている。

乾いたフキンで砕いたフラッペでないと、絶対にくっつかないから、注意を要する。


カクテルのツボ

  • カクテルという名前の由来は、テール・オブ・コック(雄鶏の尻尾)であり、ドリンクをかき混ぜる際にその尻尾が使われていたとか、尻尾がカクテルのように多彩な色をしているから等諸説ありますが、はっきりしたことは不明です。
  • カクテルは飲みきる時間やグラスのサイズにより、ショート・ドリンクとロング・ドリンクに分類されます。 ショートドリンクは冷たいうちに短時間で飲むカクテルを指し、ロングドリンクは大きめのグラスで作り、ゆっくり時間をかけて楽しむカクテルです。 さらにロングドリンクは、 コールドドリンクとホットドリンクに分類されます。

おさらい

飲めるカクテルを作り楽しむ。


12/04/27



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