「インド人の方にいわせると、ルーを使ったカレーは帝国主義そのものである」というような話がひとり暮らし 料理の技術にありました。 さらに「小麦粉のノリでドロッとしたのはどうにも気持ちが悪い」とも書いておられます。
ルーを使わないカレーの作り方は檀流の「インド式カレー」で勉強しましたが、今回は津村喬さんによるひき肉とヨーグルトのカレーを 作ってみたいと思います。
まずはいつものように玉ねぎをみじん切りにしておいて、サラダ油をひいた鍋で炒めます。 量が減って、キツネ色になるまで根気よく炒め続けます。 冬場に作るならば、 ストーブの上なんかでやると大変よい塩梅に仕上がります。
玉ねぎを十分炒めたところでひき肉をどっさりと加え、そのまま炒め続けます。 今回作るのはひき肉とヨーグルトのカレーですので、ひき肉は山ほど用意したいところです。 牛でも豚でもあい挽きでも 何だってよいです。
ひき肉に火が通った所でカレー粉を加えます。 カレー粉はSBカレー粉を使用しましたが、それでは味が平坦だそうで、クミンやカーダモン、ブラックペッパーを追加投入するとグッとよくなるそうです。
さてここでマッシュポテトを加えまして、ひき肉玉ねぎとよく合わせます。 マッシュポテトを入れるんです! 普段やらない作業をしたことで今回のカレー作りはよりいっそう楽しくなりました。
マッシュポテトについてはポテトサラダを参照下さい。
「マッシュポテトを加えた後好みでスープを加える」とありましたので、使い慣れた鶏がらスープを入れてみました。 そして塩少々で味を整えますが、仕上げで味の微調整をすればよいです。 スープを 入れすぎるとザブザブになるのでご注意下さい。
このタイミングで、ローズマリー、カイエン、カーダモン、チリパウダー、セージ等お好みのスパイスを入れておきます。
仕上げに甘くないヨーグルトを加え、弱火でグツグツ煮るとひき肉とヨーグルトのカレー完成です。 塩で味を整えましょう。
今回ヨーグルトを少しずつ加えつつ、味見をしつつ、ためつすがめつ恐る恐る作ったのですが、ヨーグルトの酸味がどうしてまた美味しいんです! あんまり美味しいものなので、 思い切って、一度にドッサリ投入してみたら、酸味のありすぎる白いカレーになってしまい家族中に「酸っぱー!」と合唱されてしまいました。 オイ自身はアリかなと思ったのですが、再度作りなおした 次第です。 お好みもありますので、チョットずつ加えてみてください。
以上の材料をフライパンかオーブンを使い弱火で30分くらい炒って、カーダモンは殻をのぞき、シナモンはフキンに包んでこまかく叩き潰しておきます。
これらを石臼かすり鉢、ミキサーやスパイスミルにて粉にするとできあがりです。 ミキサーでは粉末にするのが難しいらしく、水を加えペースト状にしたほうがよいそうです。 ちなみにマサーラとは スパイス全般を指すのだそうです。 詳しくはこちらをどうぞ→ガラムマサラ
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08/3/15