今回は張り切ってデカいアワビを買ってきて、生で食べるのではなく蒸して食べます。 たまには贅沢したってイイじゃないか、という気持ちが込められています。
1、まずはアワビを買ってきます。 別に生のアワビでなくとも、冷凍のアワビでも問題なしです。 冷凍のアワビの場合、解凍して、よく塩洗いしておきます。
アワビをよく観察すると、一方に黒くよごれた穴があります。 その穴を箸の先で2、3度つつくと、アワビは息絶えます。
2、さてアワビを殻からはずすのですが、なかなか外れにくいので、力みすぎて怪我をしないように注意しましょう(あわびのおろし方)。
3、ようやく殻からアワビの身をはずすことができました。 肝を傷つけないように丁寧に作業することがポイントです。 肝は別の皿にとっておきます。
4、アワビの身に、一つかみの荒塩を振り、たわしでゴシゴシアワビの汚れを洗い落とします。 ちなみに夏の料理の水貝は、この汚れを落とした貝を、即座に切って、冷水に落とし込むだけです。
5、アワビの身と肝は別々の容器に入れ、ニンニク、ショウガをひとかけら入れ、ネギの白い部分をアワビの長さに切って1、2本乗せて、 塩少々、薄口醤油、酒をふりかけて、たんねんに3、4時間蒸しあげます。 出来上がるとそのまま冷まして冷蔵庫に入れて、その都度切ってたべます。
6、肝もうまいのなんの。
7、蒸した後にのこるツユにはアワビのエキスがたっぷりです。
以上蒸しアワビでした。 アワビの美味さのひみつは身に含まれるコハク酸によるものだそうですが、 とにかくその身のモッチリ感、醤油や酒、ネギの風味が凝縮されてアワビの身に吸収されているといった感じで、 今まで食べたアワビ料理のなかでも最高の味でした。 肝は肝で言うことなしに美味しいですし、いやホント、作ってみてよかったです。
余談にはなりますが、この蒸しアワビを食べたあとには、蒸したあとのツユが残っています。 ちょっぴり味見してみると、ウマイ! 身と肝のツユの風味は当然違うのですが、この2つのツユをミックスして、ちゃんぽんのスープに混ぜ込んで食べてみたところ、 ウマイ!ウマイ!ウマイ!とウマイという言葉以外、なにもでてこないグルメレポーターのようになってしまったオイでありました。
蒸さないむしあわびもお試しください!
※蒸しあわびにほぐしたからすみをまぶして食べると豪華で旨いです。
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