この前はインド式のカレーライスを作りましたが、今回は西欧式です。
豚バラブロックを使ってカンタンに仕込んでみます。 美味しく出来たら自己流にアレンジし、皆に腹一杯食わせてやりましょう。
1、今回肉は、豚バラブロックを使ってみます、美味しいスープもとれることですし。 鍋に水を張り、 バラとニンニク、ショウガ、胡椒を入れて火にかけます。
トロ火にかけておくと、玉ねぎが炒め終わる頃には、このようにバラが茹であがりつつ、スープもとれます。 肉とスープは、分けておきましょう。
2、玉ねぎを大量に炒めましょう。 一人一個の割合で、2つに割り、それをせん切りします。
中華鍋にサラダ油半分、バター半分を入れてニンニクスライスを炒めます。
ニンニクが色付いた頃、玉ねぎを一気に投入し、丁寧に炒めてまいります。 大量に炒め物をする時まさに、中華鍋の本領発揮というところです。
3、根気よくトロ火で炒めていきます。 鍋が厚ければ、焦げつくことはないので檀流クッキングでも読みながら時々混ぜたりします。
気長に炒めつづけること一時間。 玉ねぎが元の1/4程度の量になり、狐色でほとんど汁気がなくなります。
4、ここで玉ねぎに、メリケン粉(小麦粉)を茶碗半分くらい加えます。
よく炒め合わせましょう。
5、すかさずカレー粉と豚バラスープを加え、丹念に溶きほぐします。 スープの分量にご注意を。 ザブザブすぎる場合は煮詰めますし、足りないようでしたら水を足します。
6、さて、新しくプライパンを用意します。 先ほど茹でた豚バラブロックを食べやすい大きさに切り、サラダ油とバターで炒めます。
さらに具材のジャガイモ、ニンジン、シイタケを投入し、よく炒めます。
7、具がよく炒められたら、玉ねぎの鍋に移し、ゆっくりトロ火で煮込みます。 この際、月桂樹、パセリの茎、クローブ、タイムなんかを入れておくとより美味しくなります。
仕上げに、チャツネ、塩、ウスターソースで味を整えます。 最後にカレー粉をもう一振りして完成です。
※チャツネがなければジャム、トマトピューレを入れます。
以上西欧式カレーライスでした。 ぷちぐるのカレーにも書いておりますが、我が家は「週に一度はカレーの日」として定めてありますので、 作れるカレーのレパートリーが増えるのは、家族にとって非常にありがたいです。 今回のレシピで檀さんは肉について、豚の細切れでも、三枚肉でも牛肉でも、鶏肉でも何でもよい、と書いてありましたから、豚バラブロックで作ってみました。
豚バラのゆで汁は、ちゃんぽん等にも使ったりしまうが、コクがあって好きです。 もっと複雑な風合いにするのであれば、「豚牛鳥の混合スープ」を使って作るのが個人的オススメでもあります。
やっぱり今回のカレーでも、「塩」が重要な調味料となります。 味のキメテは塩にあるといっても過言ではありません。 檀さんが、いつも通り簡単で美味しい作り方を教えてくださったので、あとは作り手のアレンジに委ねられます。 醤油を入れてもよいし、肉を炒める際にワインを入れたり、ナントカカントカアレンジすると楽しく美味しく遊べます。
肉で思い出したのですが、肉を炒める際、豚バラブロックがトロトロとろける寸前まで茹でられているので、切る際には十分冷ましてからが良いです。 炒める時にも、身崩れを防ぐために野菜とは別々に炒めたほうが良いかな、と思います。 バラ肉の、外側カリカリで中はジューシーな加減がたまらんですよ。
大雑把に言うと、カレーにはインド式と西欧式の2種類があります。 インドでは、ルーを作ってカレーにトロミをつけたりはせず、ギーという乳製油だとか、 植物油とか、椰子(ヤシ)の実の汁等を丹念に炒めてトロミをつけます。 一方西欧式ではメリケン粉でルーを作ってトロミをつけるワケです。
素人庖丁記にこうあります。
夏場の夕暮れ時は、町のどこかから、カレー粉を炒る香りが漂ってきた。 あの、カレー粉をバターとメリケン粉で炒るにおいがカレーのドラマであり、 その香りがじつは自分の家の台所から流れていると知ったときの興奮は、脳味噌がカレーになってしまう嬉しさだった。
母親のカッポー着のはじをつまんで、カレーが煮えるのを待った。
途中で味見をするときに、小皿に入れたのを、ちょっとなめさせてもらったり。 あの、途中の味がたまらない。
この味に一番近いカレーを作っているのは、たいめい軒(500円)と、松栄亭だが〜(以下続く)
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