当時の出版社は、なんで本作を本編に入れなかったのでしょうか、早すぎたのでしょうか? ラーメンの製法として、非常に完成度の高い一編です。
1、まずスープです。 鶏でも牛でも豚でもかまいません。 今回澄んだスープをこしらえたいのでフタ無しで丹念に煮出します。
この際酒、塩、薄口醤油を入れておきますが、仕上げで調味しますから、まじない程度で結構です。 ちなみに今回は、トリガラスープでまいります。
3、もやしはラードと塩で炒めておきます。
4、メンマは塩抜きをし、上のスープに醤油をたらしたもので煮ておきます。
5、チャーシュは茹でた後、醤油、酒、ニンニク、ショウガの中に30分浸しておき、表面をフライパンで焼いて美しく焦げ目をつけます。
もちろん茹で汁はスープ本体へ加えます。
6、麺は生のを買ってきて、たっぷりのお湯で茹でます。
7、仕上げです。 丼にネギを敷いて、醤油をたらし、スープを張って、麺を加えます。 あとは具を乗せて仕上げに胡麻油をたらし、紅ショウガを添えるだけです。
以上ラーメンでした。 さすが檀さんですね、ぬかりないレシピです。 あっさり醤油ラーメンで、こういうシンプルなのをススっていると、しみじみ今のラーメンは変だよなあ、と感じます。
長年ラーメンを自作しているからこそ分かる事ですが、現代ラーメンは油食ってるようなもんです。 油と塩の追いかけっこを延々続けた結果そうなったのでしょう余談です。
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