どんな料理にでもとりあえず昆布を入れてみたくなる衝動にかられます。 なんか美味しくなりそうじゃないですか。
アオサ科に属する海産緑藻のひとつ。 夏の潮だまりにうめつくすほど大量に生息していることが多い。 ふりかけの原料として用いられる。
だし取り、煮物につかわれるほか、おぼろ昆布やとろろ昆布などの加工品にも利用。 含有成分のひとつグルタミン酸は、 だしのうまみとなる。 また海藻ではもっとも多くヨードを含む。
江戸時代、北前船により北海道のコンブがまず大阪へ集められ、そこから全国に出荷された。 このためコンブの利用はとりわけ関西で発達した。
昆布は表面においしさがある。 洗うと旨みが逃げてしまうので、汚れがある場合、フキンでふく。 こんぶ表面の白い粉はマンニットといううまみ成分なので、 汚れをとる際に落としてしまわないよう注意する。
真(ま)昆布、利尻昆布、日高昆布などの種類がある。 利尻昆布は北海道の利尻島周辺でとれ、肉厚で波が多く、だしこんぶとしては高級品。 日高昆布は日高山脈周辺でとれる。
グルタミン酸はたいていのタンパク質の中に最も多く含まれるアミノ酸である。 それゆえタンパク質あるところにグルタミン酸があり、グルタミン酸あるところにタンパク質がある。 私たち生物の多くが、グルタミン酸を「うまみ」として感じる。 それはグルタミン酸の味を、タンパク質のありかを探る手がかりとして使ってきたからだとも考えうる。
福岡伸一:「世界は分けてもわからない」より
ホンダワラ科の海藻。 干したヒジキは黒いが、海中では黄褐色である。 水でもどして煮つけるのが一般的な食べ方で、長ヒジキは油揚げでつつむ信太巻(しのだまき)につかわれる。 カルシウムと鉄分が豊富。
収獲後、そのまま素干しにするが、苦みが強いのでこれをもどし、長時間蒸したり煮たりする必要がある。 現在では、 素干しヒジキは加工業者が数時間、鉄釜(てつがま)で煮たあと、乾燥して干しヒジキとする。 生ヒジキとして売られているのは、この干しヒジキをもどしたものである。
芽ヒジキは、葉部だけをつんだもので、茎部を一定の長さに切りそろえたものは長ヒジキとよばれる。 冬に採取するヒジキはやわらかいがまだ短く、つみにくいため、ふつうは早春に採取する。
05/07/19