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タイ風エビ刺
タイ風エビ刺

タイ式エビの刺身

唐突ですけど、「車エビ」のおどり食いってされた事ありますか?

私は一度だけ、あります。

さかのぼる事十数年、まだ学生だった私は、ある方の精霊流しに参加しました。 そしてその打ち上げがあったんです。

宴会場がなんと魚屋さんでビックリです。 そこへ長テーブルと、ズラリ椅子を並べての大宴会です。

魚屋の店主はキップの良い方で、酒が進むにつれ「あそこの鯛2キロぐらいのを五枚揚げて、おろして来い!」

みたいに店内を泳ぐ魚を次々水揚げする指令を出しては、柳葉包丁でスラスラ刺身にしていきます。 もやはここは、刺身天国。

そして店主が次に目を向けたのが、イケス内にビッシリ入れられた、活クルマエビだったのです。

「あそこのクルマエビ、30尾ばかしすくってこい!」と、ビチビチしたエビがそのまま目の前に出されましたが、何も調理されていません。

「これどうやって食べるんですか?」と聞けば

「丸かじりに決まっとるやろが!!」と見本をみせてくれたんです。 ピョンピョン跳ねるエビを捕まえては、頭をもいで、まずミソをチュッチュッとやり、すかさず殻をむいて、そのままバクリ!とやるんです。

勢いにまかせてマネしてみたらもう、プリプリどころか、実際活きてるエビですから未知の食感であり、舌にからみつく旨さです。 もはや他の魚系刺身には目もくれず、エビだけをただ黙々とかじった夏の夜でした。

皆が皆、そうして食べまくったわけですから魚屋の活魚はみるみる消えていきます。 「グァッハッハ!」と、火でも吐くんじゃなかろうか、という勢いだった魚屋店主も、一夜明けてみると少し元気がなかったといいます・・・。

前置き長くなりましたが、今回はタイ風だれで、生エビを満喫します。

アルゼンチンエビ

エビ

生食用のエビですね。最近スーパーでよく見かける、アルゼンチン産のナントカエビを買ってきました今回。 値段の割には風味良いのでよく利用しています。


エビをおろす

頭をもいで、殻をはずし、背中の真ん中に包丁を入れて魚の開きみたいにやると、背ワタがありますのでそれを取り除きます。

タレ

タイ風タレ

ナンプラー(ニョクマム)1に対してレモン汁を1、これが基本形で、あとはニンニクのみじん切りや唐辛子、砂糖少々など味見しながら加えます。


タレをかける

エビもタレもよく冷やしておいて、食べる直前に合わせます。


タイ式エビの刺身のツボ

  • このソース、ヌクチャムとよく似ます。
  • このソース、エビにかぎらずタコやカニ、魚の刺身にも合う万能ソースです実は。
  • タバスコも合います。

おさらい

生エビをタイ風ダレでいただきます。

15/06/22


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