塩煎銀杏

塩煎銀杏

ラジオを聴いていると「ギンコーナッツ、ギンコーナッツ」というから「銀行ナッツ?何のこっちゃ」 と思って調べてみたら銀杏(ぎんなん)のことを英語でそういうらしいです(ginkgo nuts)。

語源がまた面白いんですよ。

「銀杏」を「ぎんきょう」と誤読したことに基づいているんです。

さらに、ginkyoの「y」を「g」と誤読して今のつづり「ginkgo」になりまして、 発音もそれにともない/kou/になったといいます。 誤読を誤読した呼び名が正式名称になっちゃった、というわけです。

もう、むちゃくちゃな話ですよね、これじゃあ銀杏がかわいそうです。

閑話休題。

このあいだ、日本酒バーにてつまんだ「塩煎銀杏」があまりにも酒とよく合うので、どうやって作るのかを聞いてみたところ、とても詳しく教えていただきました。

是非、お酒のお供にどうぞ。


銀杏に割れ目を入れる

銀杏

殻付の銀杏をご用意ください。 その殻に、一粒ずつ割れ目を入れます。 とても固いので指では無理だと思われます。 今回ペンチで割りました。


銀杏を塩水に浸す

塩水にさらす

割れ目を入れた銀杏を、薄い塩水にしばらく浸しておきます。


煎る

煎る

塩水からあげた銀杏の水気をよく切りまして、塩と一緒に鍋に入れ、弱火で程よく煎るだけです。

焼けたかどうかを確かめるには、つまんでみるのが一番です。 今回5分程度煎りました。

焼けたら塩と一緒に器に盛り、「塩煎銀杏です」とニコリともせずに差し出すのがお店風です。


塩煎銀杏のツボ

  • ぎんなんごはん茶碗蒸しもどうぞ。
  • 銀杏は咳止めに効くそうです。
  • 銀杏には青酸が含まれていますので、食べすぎると消化不良を起こすそうです。
  • 食べすぎにご注意ください。 『本草網目』という中国の薬学書によると、1000個で死ぬとあるそうです。
  • 鬼皮をとって揚げる素揚げ銀杏もウマイです。
  • ぎんなんとからすみもどうぞ。
  • 蒸しぎんなんもどうぞ!

おさらい

銀杏に割れ目を入れて、薄い塩水に浸しておき、水を切ってから塩と共に煎る。

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10/12/09



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