アジそぼろ
まずは鯵を使ったそぼろを作りたいと思います。 鯵につきましては、
鯵を食う
でさんざん語ったわけでありますが、保存食としても最適な魚であります。 というわけで、鯵を一匹買ってきましょう。 火を通して食べるので、別に刺身用でなくてもよいです。
今回、一匹400gの鯵を使用します。
ウロコを取って、三枚おろしにして、皮をはぎます。 そして中骨、腹骨をとり、『身だけ』の状態にします。 その身をよく焼いて、それをすり鉢ですりこむわけです。
※焼く際には、今回身だけにして焼きましたが、はじめにはらわただけ取り除き、それから焼いて、後から骨皮を取り除いても構いません。
しばらくすりこんでいると、このように身が細かくなってきます。 この状態で、もう一度骨等が残っていないか確認しておきましょう。 身が粉々になっていると、割合カンタンに骨を見つけることが出来ます。
※一匹400gのアジで、およそ180gの身がとれました。
すり鉢でほぐした身を鍋に全部いれて、ショウガをひとかけらすりこんでおきます。
そこへ醤油大さじ6、酒大さじ2を入れます。 調味料は酒と醤油だけと非常にシンプルです。
※どうしても甘みがほしい場合は、砂糖やみりんを追加してみてもよいかと思われます。
調味料を入れて
弱火にかけて、絶えずかき混ぜながら、水分が飛んでサラサラになるまで煎りあげます。
かき混ぜる際は、
箸4、5本を束ねたものでグルグルやると能率がよいです。 さて、出来上がったアジそぼろは、フタつきの器にでも入れて、食卓にのせておきます。 そしてたまにツマむのです。
※日持ちは食卓の上で7日、冷蔵庫で保存する場合は1ヶ月程度もちます(あくまでもオイ家ではの話ですのでご注意を)
※2ちなみに完成したそぼろの分量は、100g程度でした。
ネギミソ
お次はネギと味噌のハーモニーがうれしくておもわずご飯がすすむというネギミソを作ります。
まずは家にあるお味噌数種類を混ぜます。 今回オイは赤味噌、白味噌、麦味噌の3種類の味噌を混ぜましたが、別に2種類だって、1種類のみだってかまいません。
そんな味噌に、砂糖、味醂をお好みの分量入れて、よくかき混ぜておきます。
よく混ぜ合わさったところで火にかけて、さらに練り混ぜていきます。 焦がさないように注意しましょう。
味噌を火からおろし、
味噌が十分冷めてからみじん切りにしたネギを混ぜ込みます。 ネギの種類はお好みでどうぞ。
あたたかいご飯に乗せて、ワシワシと食うわけです。
安い牛肉だって美味しく作れます。 牛肉を小さめに切っておきます。
鍋に酒を多めに注ぎ、そこへザラメを入れて火にかけます。 よく混ぜながらザラメを溶かし、そこへ醤油を注ぎ込みます。
※普通の砂糖でもよいです。
煮汁がたぎってから牛肉を入れて、まるで炒るかのように煮るわけです。
牛肉に火が通った頃、千切りのショウガを加えます。 その後煮汁が少なくなるまで、煮詰めていくと、牛肉の時雨煮完成。
辛味甘味もお好みで調整し放題。 こんな上等の保存食があれば、子供はスクスク育ちます。
※牛肉のつくだ煮も美味しいですよ。
いりこ味噌
いりこをほんの少しのサラダ油で炒ります。 丁寧に作るならば、頭とはらわたは取り除きましょう。
いりこをしばらく炒めた後、ネギのみじん切りを加え、水気がとんでしまうまで炒め続けます。
そこへ味噌を投入し、日本酒、砂糖を加え、練りながら炒めつつ、混ぜ合わせていきます。 焦げ付かないようにご注意を。
やっぱり白いご飯に乗せて、いただきます。
保存食のツボ
- アジそぼろは、サバだっておいしくできます。
- いりこ味噌は、ネギ多めが美味しいです。 砂糖も多いほうがよいかも。
おさらい
アジを3枚におろし、皮をはぎ、骨を取り除いて、焼く。 すり鉢で身をすり、しょうゆ、酒で煮詰める。 ショウガで臭味をとる。
07/02/09