毎年5月前後になると、グリンピースを大量に頂きます。 近くに住む仲のよいお婆ちゃんが作っているものです。
今回はグリンピースを淡煮と炊き込みご飯にして楽しみます。
グリンピースを鍋に入れ、そこへヒタヒタの水を注ぎます。 弱火で豆が柔らかくなるまで煮続けます。
※強火で煮ると煮崩れてしまいます。
豆が柔らかくなった頃、砂糖、塩で淡く味をつけます。 何しろ淡煮ですからね。
塩のかわりに薄口醤油を使うのも結構ですが、塩のほうが豆の色がきれいです。
※さらに出汁を加えて煮る手法もあります。 お好みでよいかと思います。
調味してからしばらく煮ると、これだけでもう淡煮のできあがりです。 さて器に移して・・・。 ちょっとまってください。 グリンピースを煮てからすぐに上げてしまうと、豆の表面がシワだらけになります。
なので煮あがってもしばらくは煮汁のままむらしておきましょう。 十分むらしておくと、シワがよりません。 実験済みです。
※冷めた煮汁の中に豆をそのまま浸しておくのです。 2時間ぐらいおくと、豆に旨味が染み込みかつ皮がツルリとした淡煮になります。
煮揚がったグリンピースを煮汁ごとそのままスプーンですくって食べてみてください。 止まらなくなります。
さらにご飯にのせてほうばると、即席のグリンピースご飯です。
さて今度はグリンピースご飯にしましょう。
グリンピースをひたひたの水で固めに塩茹でします。 そして淡煮と同じように、そのままむらしておきます。
今回は土鍋で炊き上げます。 土鍋でご飯を炊く方法は米の炊き方:土鍋ご飯をご覧ください。
グリンピースの分量はお米の3割程度という話もありますが、お好みでよいかと思われます。
土鍋にといだ米、水、さらにグリンピースの煮汁、昆布を入れて強火にかけて、 沸騰したら急いでフタを開けて昆布を取り出し、火加減を弱めてからしばらく煮続けます。
炊き上がりに近い頃、グリンピースを急いで加えて炊き上げ、むらします。
※水と煮汁の割合はお好みでどうぞ。 分量は米を何号炊くかによります。 ちなみに今回は米3合、グリンピース150g、水360cc、煮汁320ccの割合です。
グリンピースを途中から入れたのは、そのほうが色がきれいに仕上がるためで、 色なんてうまけりゃどうでもいい、という方は、初めからグリンピースを投入し、炊き上げるとよいです。 そのほうが旨い豆ご飯になります。 炊飯器で炊くともっと簡単だと思います。
09/05/13