ウチの子供はこぞってふりかけが大好きです。
「今晩はカツドンです!」と宣言しているにも関わらず「ごましおごはんにするー」とか勝手なことを言いだします。 上が言いだすと下はそれにならうのが常でありまして、どうしても言う事をきいてくれない場合は「ミニカツドンとミニふりかけご飯のセット」という奇妙なメニューとなります。
その話はおいときまして、さて今回は、3種類のふりかけを簡単に作ってみることにします。
昆布のだしがらを使って塩昆布を作るのは以前書きました。 今回は、昆布でふりかけです。
昆布にはうまみ成分であるグルタミン酸のほかにもミネラル、ビタミン等豊富に含まれておりまして、なんとそれらの成分は、ダシをとったあとの昆布にほとんど残っているそうです。
そんな「栄養素の塊」をみすみす捨ててしまうわけがありません。
塩昆布同様、あるていど「だしがら昆布」をためておいてから調理すると能率的です。
※我が家ではだしがら昆布をポリ袋に入れて冷凍しておき、ある程度まとまってから調理するようにしています。
だしがら昆布を天日に干して、カラカラにします。
カラカラになった昆布をある程度砕いてからミキサーに放り込みます。 続きましてカツオ節をお好みの分量投入します。
この際用いるカツオ節は削りたてでも結構ですけど、 やはりここでもダシガラのカツオ節を天日で干してから用いたりもします。
何を入れたっていいんです。
次は軽く炒った白ごまを加えます。
青海苔を入れるのはオススメです。 何せ青海苔は、ただそれだけをご飯に散らして食べても美味しいものですから。
今回は「大人用のふりかけ」に仕上げます。 七味をドッサリと加えました。
あとは塩を適量加えてスイッチオンで、ミキサーにかけるだけです。
ほんの何秒かでとびきりのふりかけが完成しました。(ページトップ画像)
※塩が多すぎると辛くなりますので少なめに入れておいて、足りないようでしたらあとから加えたほうがはじめのうちはよいかもしれません。
次はおなじみ、ごましおを作りましょう。
黒ごまと塩をほうろく等で炒り上げます。
黒ごまと塩の割合は10対2程度で作っていますがこれはお好みにもよりますので調整してください。
炒った黒ごまと塩をすり鉢ですりこみます。 すり加減はお好みでどうぞ。
これにてごましおのできあがり、我が家風味のごま塩なのです。
大好きなんですよね、子供たちが。 ちなみに永平寺ではこのようにごま塩作ります、 和菓子屋さんはこんな風です。
最後はおかかでしめくくります。
削りたて、もしくはダシガラのカツオ節をから炒りします。 水気が飛んできたら火を止めて、醤油をかけまわしてから余熱で炒りつけます。 たったこれだけでおかかのできあがり。
おかかはおむすびの具として5本の指に入るほどの人気があります。 おにぎりの中にしのばせるのが定番的ですが、今回は炊きたてのご飯と混ぜこんでからおむすびにしました。
※かつおぶしと梅干を叩くと梅オカカです。 甘みを加えるとかつおぶしの佃煮です。
09/07/23