めかぶのたたき
めかぶのたたき

めかぶ

毎年春先になるとスーパーにめかぶが並ぶのを楽しみにしています。  ズルズルドロドロおいしいんですよ。


めかぶ

めかぶ

めかぶはわかめの生殖器です。 わかめの葉は葉状体といい、 味噌汁なんかに入れる例のヒラヒラした部分になります。  めかぶはその下にちょうど根っこのようにあります。

近くのスーパーでは春先になると、このメカブだけがパック詰めにされて売られます。 それを見かけると「ああ春が来たんだ」と感じます。


洗う

まずはメカブをざっと水洗いしまして、


切り分ける

ヒダヒダの葉の部分と茎に分けます。 茎は別途のけておいてください。


茹でる

茹でる

葉を沸き立つ熱湯に放り込むと、一瞬にして鮮やかな緑色に変わります。 そうそう、この色なんです。


叩く

メカブをひとつつまんでみて、ちょうどよい茹で加減だと感じたらザルにあけて水気を切り、しばらく熱を冷まします。

そしてまな板にめかぶを盛り、包丁でトントンとネバリが強くなるまで細かく叩くわけです。

「これぞまさに海の納豆!」とよんでも過言ではなくなった頃、 器にメカブを盛りつけ、鰹節にワサビをそえて、上からポン酢をかけます。 これがページトップの画像、「めかぶのたたき」になります。  もう毎日食べたいぐらい美味しいものです。

※めかぶにかけるものは醤油でも何でもお好みで結構です。


めかぶごはん

めかぶごはん

ネバネバのめかぶを炊きたてのご飯にかけて、卵黄を乗せ、醤油をかけまわせばメカブご飯になります。


ズルネバ

麦トロに勝るとも劣らないズルネバの傑作です。


茎ワカメの煮物

先ほどのけておいたわかめの茎の部分は、さっと茹でてからしばらく水にさらした後、 塩昆布のように煮詰めると美味しいものです。

砂糖を入れて甘く仕上げるのも好きです。


葉ワカメのわさび醤油

葉ワカメのわさび醤油

メカブ同様、葉ワカメも売られています。 同じように茹でてから、ワサビ醤油でつまむとイケます。


塩わかめ

塩わかめ

葉わかめが余ってしまった場合、塩わかめにしておけばいつでもわかめを味わえます。

めかぶのツボ

  • 市場に出回るワカメのほとんどは養殖もの。
  • めかぶは成熟すると数十億もの胞子を放出する。
  • めかぶはわかめの生長点でもある。
  • メカブにはアルギン酸、フコイダン、ミネラル、ビタミンを多く含む。
  • めかぶ生長した若布(わかめ)の岩に着生した根の部分で、葉が厚く短いひだ状に集まったもの。 ここに胞子嚢ができる。
  • 和布蕪(めかぶら)根かぶともよばれる。
  • 保存食としてのわかめには、塩蔵わかめ、灰干しワカメ、板わかめ、糸わかめ、煮干しワカメなどがある。

おさらい

メカブを茹でて、叩いてから食べる。

09/03/27


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