唐揚げやチキンソテーなど活躍の場が多い鶏モモ肉ですが、 その分調理はマンネリ化しがち。
時には目先を変えて、一風変わった中華風の鶏モモ料理を楽しみましょう。 一品目は骨付きの鶏もも肉で。 2品目は骨なしの鳥モモ肉で作ってみますが、どちらの料理もどちらの肉を使用して作っても結構です。
まずは鶏モモ肉を揚げる調理法からどうぞ。
骨付きを使って作りますが、そのメリットとしましては、茹でても皮がよじれてヘンにならないことと、 骨がある分、火が通り過ぎて肉が固くなるのを防ぐという効果も期待できます。
もっと言うと『骨付き』というだけで、なんだか贅沢な感じがして(私だけかも)見た目も豪華な気がします(動画の作り方)。
そんな鶏モモを茹でますが、薬味となるものを一緒に放り込んで煮ることはもはや常識です。
ネギ、叩き潰したショウガ、唐辛子、塩少々、酒、 ニンニク等好みのものをご用意ください。
これらを入れて10分程肉を茹でます。
もしもあなたに最上の揚げ鶏モモを作る意気込みがあるのならば、まずはモモ肉をさっと下茹でしてアクと臭味を取り除いたあと、 茹でるお水をトリガラスープに変更して茹でてみてください、仕上がりが違います。
※中華色を全面に醸したい方は、さらに八角、花椒、陳皮(干したみかんの皮)、肉桂や、さらにクローブ、ローリエなども入れて茹でます。
茹でたら火を止めて、そのままフタをして2時間放置します。 こうすることで旨みが肉に染み込み、さらに出来上がりの鶏モモ肉がジューシィになります。
鍋から肉を取り出して、風通しのよい所へしばらく干します(直射日光は避けます)。
これにより、皮に含まれる水分が飛んで 『パリッ』 とした食感が生まれます。
さらに鶏モモ肉を干そうとしている自分の姿に「なんか本格的に調理してるな」という一種の興奮を覚える効果もあるようです。
干し上がったら、揚げます。
油度は180℃で、もちろんサラダ油で結構ですが、ごま油を少々足したら中華中華します。
九割がた火が通るまで揚げまして、その理由は次へどうぞ。
揚げあがりの近い頃、肉を鍋から上げて保持し、玉じゃくしで油をすくって、肉の皮面にかけます。
10回、20回と繰り返し油をかけることにより、肉に余分な熱を加えることなく皮を『パリリ』とさせる効果があります。
さらに鶏モモに油をかけ続けている自分の姿に「なんか本格的に調理をしてるな」という一種の興奮を覚える効果もあるようです。
十分皮面がパリッとし、中まで火が入ったら、肉を骨ごと食べよい大きさに切ります。 揚げているので骨はモロくなっており、わりとカンタンに切ることができるのでどうかご心配なく。
タレは、醤油、酢、砂糖、ごま油、 ラー油、ニンニク、 ネギ、ショウガのみじん切りを混ぜ合わせて作ります (詳しくはねぎそーすをご覧ください)。
つけ合わせのもやしは、塩をひとつまみと、ごま油微量を加えた湯でサッと茹でておいて、よく水切りをして器に敷きます。 その上に肉を乗せ、上からタレをかけると完成ですが、 タレは肉を食卓に運んだ後に『ジャッ』とかけたほうが演出的な効果もあり、美味しくもある事を留意しておいてください。
炸子鶏(ツアチイカイ)もどうぞ!
さておつぎは鶏モモ肉を茹でて美味しく食べてみましょう。
07/02/01