撮りためた吉田さんの放浪記を観ていたら、昔訪ねたことのある弘前市がでてきました。 酒は旨いし魚は豊富だし、呑み助にとってはまさに楽園の弘前ですが、知りませんでしたねえイガメンチの存在。
吉田さんがニタニタしながら食べていたのは、イカのメンチでした。 地元ではイガメンチと発音するそうです。
なるほどイカをメンチにすりゃいいわけですね、 では早速イカの固い所を除いてから包丁でガンガン叩きまして(イカのおろし方)、
小判型に整えて、油を引いたフライパンでじっくり両面焼きあげます。 すり身になるほど叩けばツナギなんて不要なのでしょうが、イカのピチパチした食感を楽しみたいと思いましてですね、 ザックリ叩いてから片栗粉をツナギとして練りこんでいます。 イカダンゴの要領です。 さらにメンチというからにはやはり刻んだタマネギも盛り込みたいところです。
焼きあがりにはスルメよろしくマヨ七味を添え、醤油をたらしながらいただきます。
同じくたら玉なる一品も紹介されておりまして、これは何かというと、 イモ棒でおなじみの干しダラを裂いて、卵であえたものになります。 タラの塩気を卵が優しく包みんで・・・日本酒ですこれ。
紹介されていたのは創業25年、酒にこだわる土紋というお店で、何なんでしょうねこちらは旨そうな肴ばかりがリーズナブルに次々と。 長崎から飛んでいきたくなりましたよ。
最後はイカワタの醤油漬です。 新鮮なスルメイカのワタを、醤油に漬け込むこと丸一日。 口中広がるこの旨味。 もっとなんかイロイロ手を入れたような奥深さです。
以上「吉田類の酒場放浪記」で紹介されていた弘前のお店「土紋」さんの肴をうらやましがりながら三品こしらえました。
イカメンチを弘前の名店土紋風に焼いてつまむ。
13/03/31