仲間と飲んでいて「食談義」ほど盛り上がるものはありません!
こういう時にウケるのは、御馳走でなくむしろジャンクな面々です。
こないだインスタント麺の話をしていたらテーマが「焼きそば」に飛びまして。
「U.F.O.みたいなカップ麺は無愛想である、袋麺やろ袋麺!」
という所は大方意見一致しましたところ「ホンコンやきそば」なのか「日清焼そば」かは、大いに割れまして。
それから話題は「インスタントの焼そばは、どういう風に作ったら旨いのか?」へと向かいました。
個人的意見で言うと、私はパッケージに関しては「ホンコンやきそば」、 風味については「日清焼そば」です。 みなさまにおかれましてはいかがでしょうか?
さてこの焼そばを、どう調理するのかを話し合った結果が以下なんです。
※袋画像は日清公式サイトよりお借りしました。
袋に明記してある作り方でいくと、
鍋に湯を220cc沸かして麺を入れる事になっています。 が、300cc使うのが美味しさのヒケツです。
理由は麺のコシにありまして、即席ラーメンならば、やはり麺をクタッと茹でてしまっては台無しな所、事焼そばにいたっては、麺のちぢれが伸びるくらい少々長茹でしたほうが、「無即席風」な質感に仕上がるのです。 だから湯を増すわけです。
「肉やらエビも入れ、具だくさんに作ったほうが美味しかろう」
と理想を高く持てば失敗します。
即席にそこまで求めるべきでなく、ほぼ素で仕込むからこそ味が活きるのです。 これは市販のカレールーを用いて仕込む際、あれこれいじっては残念な結果になるのと同じです。
スカスカ感あふれる作りこそが、一番美味しくなるよう製造していますメーカーは。 なので具は入れません、そうしたい場合はキチンと作ります。
でもこのままでは作り方もヘッタクレもありませんから小細工です。 何かしら細めの野菜を用意して、それを長めに切り、麺と一緒に茹でるんです。 今回はニラを用いておりますが、エノキなんかはよくなじむでしょう。 注意点としては細かく刻まない事です。 野菜は長いまま使い、盛り付けの際麺の線と馴染むよう配慮しています。
麺をほぐしながら、付属の粉末スープを加え、強火でガンガン煮ていけば、次第に鍋は、チリチリ言い出すでしょう。 その時湯の量が多かった分、麺はいつもよりやや茹ですぎ感あふれるのっぺりした表情をしているハズです。
そうしましたら盛り付ける器は丸皿でなく長皿を引っ張り出してきてほしいのです。 即席麺を丸皿に盛るとなんか陳腐になりますが、長皿へ盛り付ければ麺の長さが活きます。
盛る際に、一度皿へ麺を落としたら、トングで持ち上げて二度三度麺をいなしてなるべる伸ばすよう心がけます。 仕上げに添付の青のりを散らし、最後になりましたが重要なのが目玉焼きのトッピングでありまして、 焼そばを作るかたわらで、軽快に焼きあげたのを脇にそえたらチョット美味しい日清焼そばのできあがりなのでした。
胡麻油をひとたらしすれば艶も出て大満足です。
今度音声主体のウェブメディアに出演する運びとなりました、詳細決まり次第、お知らせいたしますー。 この夏公開予定!
16/06/27