伊丹さんの本は全部読んでるハズなんですが、これまで目につきませんでした親子丼に関するくだり。
それがこの間、NHKのプレミアムアーカイブスを見ていたら『きょうの料理』で宮本信子さんが「忘れられない味」として解説されておられ、作ってみないテはなかったのです。
なんでも宮本さんが結婚当初風邪をひき、その時伊丹さんが作ってくれたのが、この親子丼だったといいます。
番組では名古屋コーチンを用いる等、各種厳選素材を用いておりましたが、ここでは普通に手に入る素材で進めてまいります。
鶏モモですね。 食べやすい大きさに切り分けます。
食べやすいようザク切りします。 三つ葉以外のもの、たとえばタマネギ等を入れるのはご法度であります。
親子鍋に出汁を張り、みりんと醤油を注いで火にかけます。
鶏を入れ、時折返しながら、静かに火を通します。
鶏が煮えたら三つ葉を加え、シナリとするまで見守ります。
軽く溶いた卵を鍋の真ん中から流し入れ、すかさずフタをし一瞬蒸し煮して、
※真ん中から入れる理由は、そこが火が通りにくいからです。
丼のご飯に流し入れます。
海苔を散らしてすぐに、掻っこみます。 「出来上がったら即食べる」 そうしないと伊丹さんは機嫌がわるくなります。
別件ですが、こちらも伊丹家の定番です。 仕事で忙しい朝は、京都のじゃこをご飯にかけて、卵を落として醤油をたらし、混ぜて「ズルルーッ」と食べてイッテキマス!だったそうです。 納豆とコレが定番だったとか。
以上伊丹さん風親子丼でした。 ポイントをまとめると、以下四点となります。
「4」については、伊丹さん家に子供さんの友達が遊びに来たときなんかに、本親子丼を大皿にデーンと作り、子供たち銘々茶碗にご飯を持たせ、そこへ注ぎ分けるようにして食べていた事に由来します。
伊丹さん式の親子丼の作り方を学習する。
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15/12/17