このページを書いている今、カキのおいしい季節です。
寒さに弱い私ですが、牡蠣が旨くなるからこそ、乗り越えられます。 フライはもちろんイケますところ、今日はガンバって、ご飯といっしょに炊きこんでみたい気分でした。
さーカキを買ってきましょう。 今回炊きこむので、生食用でなく、加熱用です。
ホントは殻付のカキを買ってきて、カチカチ割って中身を出し、たまにジュルリとやりながら仕込みたかったのですが手に入らず・・・今回はこれでガマンします。
調理に取りかかる前に、まずはお米を研いでおきます。 今回は3合のお米を炊きます。 お米を研いだあと、水に最低30分間は浸しておいて、ザルにあげておきます。
カキをパックから取り出して、大根おろしで丹念に洗います。
この際使用する大根おろしは、カキを洗うためだけに存在します。 ちょっともったいない気もしますが、たっぷりすりおろしておきます。
もしも、殻付きのカキを使用する場合は、殻の破片がカキ本体に残っている怒れがありますので、薄い塩水で丁寧に洗ったほうがよいものです。
キレイになったカキの身を、酒と濃い口醤油でサッと2、3分煮ます。 いかにも旨そうに、カキがぷっくりしてくるハズです。 酒は多めがおいしいですよ。
じゅうぶん火が通った頃火を止め、煮汁をこします。 身は別にのけておきましょう。
こした煮汁に、出汁を足しますが、その量はというと、今回はお米を3号仕込むので、それに見合う分量となります(ウチでは煮汁+ダシで660cc)。
まずはじめに煮汁を炊飯器に全部注いでから、出汁を注ぎ足したほうが、わかりやすいかもしれません。
さてお米と煮汁、出汁を合わせたら、あとは炊き込むだけです。
この際、牡蠣の身も一緒に炊き込む方法と、牡蠣の身は出来上がったご飯の上に散らす手法がございます。
今回は、半分は一緒に炊きこんで、もう半分は、後乗せ式にする、事に決定しました。
※炊き込む際ショウガのせん切りを入れておくと、風味がよくなります。
さて牡蠣めしが炊き上がりましたが、すぐにフタを開けてはなりません。
10分蒸らして、磯の香りを蓄えましょう。
あとは器に盛り、小ネギを散らしたり、三つ葉をちょっと乗っけたり。 強くオススメするのが、ユズの皮です。
牡蠣とごはんを口に入れた際、この柚子の皮ひとつで、風味がだんぜん違ってきます。 でも、おかわりを助長してしまう可能性もありますから、 食いしん坊のいるご家庭では、すこし考えたほうがよいかもしれませんね。
牡蠣を大根おろしで洗って綺麗にした後、醤油、酒で煮る。 煮汁はこして、ダシとあわせる。 合わせ煮汁でご飯を炊き込んで完成。
更新日:22/12/28
公開日:06/11/14