醤油ラーメンの上にズ太いメンマが堂々と、そして何本も横たわっていればそのラーメンは期待できて、 細々としてシナシナなシナチク(= メンマ)がわびしく気持ち程度うずくまっている場合はヤバい、という判断をします。 そしておおかた予想通りの結果になります。 醤油ラーメンにメンマは欠かせないのです個人的に。
目下醤油ラーメンを研究中で、そのかねあいにより「塩漬けメンマ」が沢山戸棚の中にあるんです。 今日はそのメンマを用いて簡単に炒め物をこしらえます。 メンマの新しい活用法、というほどでもありませんが、炒めたメンマの心地よいシャクジャクとした歯ごたえと特有の香りは酒にも飯にも合いますから。
※醤油ラーメン作りました→醤油ラーメン
「味はさておきメンマって何者?」とお思いの方もいらっしゃるのではないでしょうか。 メンマは中国原産の麻竹のタケノコを刻んで発酵させたもので、瓶詰めや水煮、本格的なものでは乾燥だったり塩漬け状態で売られています。 別名「しなちく」といい、中国名は乾筍(カンスーン)です。
さてご用意されたメンマはどのタイプでしょうか。 たぶん袋に戻し方は詳しく書いてあると思いますので、その用法に従い調理できる状態にしてください。
ちなみに今回のメンマは水に漬けて塩抜きし、煮て柔らかく戻したものです(メンマの塩抜き)。
中華鍋をカンカンに熱し、油をぐるりとたっぷり回し入れます。 すぐさま油を別の器にあけまして、再び油を気持ち多めに注ぎこみます。
さてまずは、叩き潰したニンニクを好きなだけほうりこんで、よい香りが立つまで炒め上げます。
※のけた油は別の料理にお使いください。
そこへ豚肉を入れて色づくまで炒めます。 部位はどこだって結構です。 なにせ今日の主役はメンマなのですから。 肉が無ければ入れなくたって結構です。
メンマをドッサリと加え、炒め合わせます。
何かのダシがありましたらジャッとお玉半分ぐらいたらしまして、さらに炒め続けます。 ちなみに今回は、カツオダシです。
醤油をジャッとたらして味付けをします。 個人的にはナンプラーやニョムマム、魚醤やしょっつるを使うのが好きなんです。
仕上げに砂糖をほんのひとつまみほうりこんでから炒め回し、 メンマを1、2本つまんでみて旨ければ器に盛り付けます。 ついメンマを見直してしまうおいしさです。
10/08/07