「ニラタマ」っていうと、ふつう上みたいなの思い浮かべますよね。 作り方はいたってカンタンで、 刻んだニラを炒めた上から溶き卵を流して頃よく焼けば完成です。
ところが! 先日はじめて暖簾をくぐった神田の名店においては、汁物で出てきたですねニラタマが。
名代 イカ天で有名な神田の升亀が閉店した事を知り、ボヤいた時の事でした。
「それならとなりの大越行ってみなよ!」と教えていただきまして即向かうとまあ、大にぎわいです。 閉店間際だというのになんでしょうこの客入りは。
厨房内に並んだ板さんのひとりと目が合ったので「入れます?」と口パクしたら、時計を指さして「じき閉店だよ」とジェスチャーで返してくれました。
そこで「ちょっとだけ」と手振りで答えて無事入店したわけですが何なんでしょうこの入りは。 壁にズラリとならぶ品書きに心躍るも何せ時間がありません。 そこで旨いと聞いていた「ニラタマ」を注文したのでした。
出てきた瞬間「おーっ」です。 ツユに浮いてるニラタマです。 これはシメで注文すればよかったかな、なんて思いながら一口すくえば「ンーッ!」です。 肴にもなります。 少し甘めのツユにニラタマが浮かんでおりまして、レンゲですくいつつ七味でも散らして食べれば飲めるんです。
カツオダシを醤油とみりんで調味すれば良いでしょう。
しかしここでハタと膝打ちましたのは、これはモツ鍋のシメ的にも活用できると気づいたからです。 もつ鍋の煮汁を小鍋に少し取り弱火にかけまして、
溶き卵に刻みニラをドッサリ加えてかき混ぜ、
静かに流し込みます。
時折箸で卵を中央に寄せながら五分ほど煮ると、
卵フンワリの「汁ニラタマ」となります。 でもこれじゃあシメるつもりでもまた呑み始めちゃいますね。
カツオダシを醤油、みりんで調味し弱火にかけ、卵とニラを流し入れて煮る。 大越的にニラタマを作って楽しむ。
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14/08/04