ちょうど厨房がよく見える場所に座っておりましたので、つぶさにその工程を観察することができました、では忠実に再現いたします。
いったいどの辺が「男の」なのかと申しますと、まずは中華鍋を猛烈な火力で熱しまして、胡麻油を並々と注ぎます。 モウと白煙が立ったところでぶつ切りニンニクをドサッと加え、炒めます。
続いて拍子木にしたニンジンをガサッと加えて若干煎ります。
すかさず豚肉をボトリと入れて、ほぐしながら炒め合わせます。
豚肉に火が通った所で塩、胡椒をシッカリ振って、モヤシとタマネギをガバッとかぶせます。 鍋を激しく揺さぶりながら炒め合わせますが、この際出てくる水気に関しては気にも留めません。
最後にウスターソースをグルグル二周回しかけ、三四回鍋をしゃくって皿に山盛りします。 これぞ男のモヤシ炒めなのでした。
まあ豪快な作り方とそのボリュームが名の由来でしょうけど、これが出てきた時は注文した事をやや後悔しました。 見た目にも、その量も、どう考えても酒の肴ではなかったからです。
480円で洗面器一杯はあろうかという量に、ウスターソースの効いた質素な味付けは、酒よりもむしろテンコ盛りご飯をかっ込みたくなります。 居酒屋のメニューというよりも、学生街の定食屋にでもあれば人気を博すハズです。 見た目はもはや、野菜炒めですものね。
逆に普段こんなモヤシ炒めを食べてる人に、このもやし炒めを出したらムッとされますね、キッと。
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14/04/04