晩酌していると息子がランドセルをかかえて走ってきました。
中から取り出したのは・・・宿題!ではなくて、2つのピーマンでした。 小学校の生徒みんなで育てているものだといいます。 手に取ると、見かけ以上にズシリと重く、張りがあります。
見つめているうちに、おもわずかじりついてしまいました。 市販されているピーマンの倍以上はあろうかという肉の厚みで、 たしかにピーマンの味がしますが、まるでフルーツのような自然の甘みがあります。 「こんなピーマンだったら、嫌いな子供も減るんじゃなかろうか」と思いながら、ヘタを残して完食してしまったのでした。
「ピーマンの丸かじりとは!せっかく育てたのに何すんねん!ちゃんと調理してよ・・・」という顔で息子が見ていたので、同じようにかじらせてみました。 やはり彼も「甘い」と完食してしまいました。
さて、息子はこのごろ週一のペースでピーマンを2個持ち帰ってきます。 大収穫なのでしょうきっと。 だって生徒一人につき2個のピーマンといっても、 それが何十人にもなれば膨大な量になりますからね。 しかも週一ペースなのですから。
チンジャオロースも作りましたしホイコーローも味わいました。 斯くなる上は、ピーマンの肉詰めしかありません。
好きなだけピーマンを用意しまして、縦半分に切り分けます。 タネを丁寧に取り除いてください。
切り分けたピーマンの内側に小麦粉を振っておくと、焼き上がりの際ピーマンから肉がはずれてしまう不具合を防止できます。
牛豚合い挽き、好みのひき肉をご用意ください。 ハンバーグのようにスパイスやら何やら振りこんでこねても結構ですし、 シンプルに塩、胡椒をするだけでも美味しく作れます。
ピーマンにつめる前に、ハンバーグを成型するときの要領でひき肉を手のひらに叩きつけて、中の空気を抜いておくと肉離れ防止に有効です。
小麦粉を振るっておいたピーマンに、ひき肉を詰めます。 ピーマンのヒダの入り具合によっては、思うように詰めにくい場合もありますが、少しずつひき肉を詰め、 ピーマン内をひき肉で一杯にしてください。
ピーマンを詰めた後、何度か手のひらに叩きつけてピーマンと肉を密着させてください。
鍋にバターを熱し、まずは肉側から焼きはじめます。 弱火でじっくり、焦げ目がつくまで焼いてください。
肉側が狐色に焼けた頃、ひっくり返して酒を振り、フタをして蒸し焼きにします。
食べる際はケチャップでもソースでもめんつゆでも何もつけなくても結構です。 お好みのものでどうぞ。 ちなみに今回は大根おろし+醤油を回しかけていただきました。 和、洋、中、どんな味つけも合います。
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10/11/11