静岡の先輩から「静岡おでん」なるものを教えてもらいました。 その特徴に目を丸くしながらメモをとりました。
静岡おでんに不可欠なのが、牛スジ肉です。 牛スジを煮込んで抽出したダシがなければ、静岡おでんは完成しないのです。
牛スジをたんまり買いこんで、ネギと一緒にコトコト二時間煮込んで澄んだスープをとりました。
今回はこれに濃いめにとったカツオダシを合わせます。
先輩曰く、おでんダネは全て串刺しにされており、串をつまんでは引き上げてタネの種類を確認しなければならないほど色濃い煮汁だとのことでしたので、 上記混合ダシを濃口醤油とみりんで調味しました。
静岡おでんに不可欠なのが、黒はんぺんです。 名の通り黒いはんぺんになりますが、知りませんでしたねえ黒はんぺん。 あまりにも旨そうだったので串刺しにする前ひとつかじりついてみたのですがこりゃあ、そのままつまみにもできます。
あとは色濃い煮汁で好みのタネをコトコト煮込んでゆくだけです。 ちなみに日頃おでんはこういう風に仕込んでいます→ おでん
これも衝撃的でした。 出来上がったおでんには、いわしの粉と青ノリを合わせたものを振りかけて食べるんです! これを「おでん粉」と呼びます。
いざ完成した静岡おでんをつまんでみましたが・・・青のりの風味がこれほどまでにおでんとよく合うなんて予想外でした。 上記画像の5倍ぐらい振りかけながら、たらふく呑みましたね酒を。
ちなみに先輩曰く、静岡ではおでんを「おやつ感覚」で食べるらしく、小さい頃は駄菓子屋にもおでんが置いてあり、食べた串の数で会計するシステムだったそうです。
以上静岡おでんでした。 先輩ありがとうございました!!
おでんを静岡風にこしらえて味わう。
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13/04/19