「息子の誕生日会、何を作ろうか・・・」
毎年行う誕生日会、大体メニューは決まってるんですよね。 ローストチキンとかポーク、 ビーフ・ステーキ、 ビーフ・シチュー。 見栄えはしますが、もうちょっとなんちゅうかこう・・・
と思案していたところ降りてきたのが、塩釜焼きです。 見た目は豪華、パカリと塩釜を割る儀式、おいしさ、どれをとってもパーティーに最適な料理だと思います。 しかも簡単に作れますし。 よし、今年の誕生日会のメイン料理は、塩釜焼きに決定です!
塩釜焼きのレシピは、あってないようなものです。 ひっじょーに簡単です。
塩にですね、水を少量加えてペースト状にするわけです。 これがすなわち塩釜になるのです。 塩釜したい食材の大きさにより、用意する塩の量は大分違ってきます。 もちろん、上等の塩を使ったほうが旨いです。
今回は誕生日だし「めでたい」ということで、鯛の塩釜焼きを予定していたのですが、あいにくの天気で魚屋にありませんでした。
だから仕方なく、イサキを塩釜したという次第です。
※ 今回水と酒を半々に割ったもので塩を溶かしました。
※2 ひとつの夢として、天然ブリの塩釜焼きを一生に一度は作ってみたいと考えています。
イサキのウロコをかいて、はらわたを抜き、よく洗ってから和紙でくるみこみます。 その上から塩ペーストを丹念に塗りつけるのです。
塩がゆるすぎると塩釜になりませんのでご注意ください。 遠い昔、雪で山を作って遊んでいたときのことを思い出しました。
まんべんなく塩を塗りつけたら、オーブンに入れて焼くだけです。 焼き上げる時間としては、素材のサイズにもよると思いますのでまちまちです。 ちなみに今回のイサキは、50分間焼きました。
経験からすると、塩にうっすら焦げ目がつけば、もう焼きあがっていると考えてもよいみたいです。
さあ、焼きたてを食卓へ運んでください。
何かしら、棒を持ってきてポカリと叩けば、小気味良く塩釜は割れ、中から蒸し焼きにされたイサキが顔を出します。
身をむしればほっくりとしていてエキスがあふれ、ほどよい塩加減が素敵です。
鶏肉の塊を同じように和紙で包み、塩釜焼きにしました。 何の変哲も無い鶏肉でしたが蒸し焼きのおかげでふっくら柔らかく仕上がり、大人も子供も大満足の一皿でした。
その他魚介類、豚、牛、何でも美味しく焼きあがるはずです。 お好みの食材でお試しください。
※「イムコクカイ」という料理が中国にあるそうで、それは鶏を丸のまま紙で包んで器に入れて塩で埋め、蒸篭で蒸したものになるそうです。 蒸しあがったら、五香の入ったラードの中をくぐらせて、適当な大きさにむしって食べるそうです。 かなり旨そうです。
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10/11/30