10年ほど前になりましょうか、魚屋に通ってはサーモンの腹身を買い、 刺身でつまむ日々を送っておりました。 こってりした脂がたまらなく美味しく感じていた頃でした。
現在、何もサーモンだけに限りませんが、ギトギトしたものをあまり欲しなくなりました。 そういえば当時魚屋で知り合いになった寿司屋さんがつぶやいてましたっけ、 「サーモンが好きだということは、まだまだ若いってことだよフフフ・・・」と。
子供たちに大人気なんですよねサーモン。 近い将来、子供たちに「〜まだ若いってことだよフフフ・・・」と言う日が来るのでしょうたぶん。
さて、「身」はさておき「サーモンの骨」に関してはまだまだ好物のひとつです。 サッと焼いてガジガジュかじればビールのつまみに最適です。 最近新しい食べ方も覚えたんですよ。 それが今回の水煮なんです。
水煮とは、文字通り水で煮ることです。 デパートで晩酌の肴を物色中に鮭の骨を水煮にしたものを見つけまして、試しに買ってみたところ、 これがまた旨かったんです。 そしておそらく自作できるだろうと作ってみたところ、これがまた、美味しかったんです。
鮭の骨を水洗いし、食べやすい大きさにブツ切りします。 鮭骨は魚屋やスーパでパック詰めされて売られています。
※その他鮭骨の食べ方は、サーモンをごらんください。
鍋に水を張り、骨を沈め、弱火にかけます。 ショウガをひとかけら、塩をひとつまみ投入し、 日がな一日煮続けます。 ちなみに今回、8時間煮続けました。
圧力鍋を使うとおそらく三分の一程度に時間短縮できるはずです。 煮ているうちに骨は崩れやすくなりますので、なるべく触らず煮てください。
煮あがったら骨を丁寧にすくい、水気を切ってから器に乗せます。 醤油やポン酢をたらしたり、 レモンを絞りこんでからかぶりつきます。 「クシュリ」とほぐれる骨の柔らかさに驚かれることでしょう。 骨を味わう一品です。
※水が減りすぎたらその都度足します。
更新日:23/07/16
公開日:11/05/10