焼飯、チャーハンの類はこれまでに焼き飯や、 秘伝 炒飯でお伝えしてまいりましたがこの度、 卵がメインの極シンプルなチャーハンを作ってみたいと思います。 これぞチャーハンの基本形といえるのではないでしょうか。
このチャーハンの具材は卵とネギのみです。
まずは卵を一人前につき一個用意して、よーくかき混ぜておきます。 その後ネギもみじん切りにしておいて、中華鍋の脇に用意しておいてください。
中華鍋を強火で熱し、白煙があがってきたら、油をお玉一杯流し込みます。 鍋を回しながらまんべんなく油を行き渡らせます。
お玉一杯の油といえば、ちょっと尋常ではないな・・・とお思いでしょうがご心配なく。 この油は別の容器にのけます。 ちょうど野菜炒めを作る時と同じ理由で、鍋を焦げ付きにくくさせるための工夫になります。
再び鍋に油を大さじ2、3杯分流し込み、そこへご飯を投入します。 焼き飯にも書きましたが、 一度に何人前もの分量を作ろうとすると失敗しますので、ご家庭のコンロの火力に見合う分量ずつ作ってください。
そしてチャーハン作りにおいて必ず浮上する疑問というか問題であるご飯の温度ですが、 今回温かいご飯を使っています。 そのほうが、仕上がりがふっくらとするという話もあります。 一方炒飯では冷やご飯をオススメしておりますし、 「チャーハンには冷やご飯か温かいご飯なのか問題」は決着がつきそうにもありませんから、お好みでよろしいかと思います。
※油はごま油、もしくはネギ油を使いたいところです。
ご飯を投入するやいなや溶き卵をご飯の上から流し込みます。 どうしてご飯の上から卵をかけるのかというと、はじめに卵を投入すると火が通ってしまい固くなるからです。
卵を投入したら間髪いれずに鍋をゆすりながら炒め合わせていきます(本来ならば、ここで悠長に写真撮影しているヒマなどないほど切迫している状況なのですが仕方がないのです)。
ここがキメテになりますのでとにかくがんばってご飯をほぐし炒めながら卵をからめてください。
30秒ぐらい炒めたところで、塩をパラパラと散らして味付けをします。 一度で味を決めようとするのではなく、炒めつつ、何度かに分け、味見をしながら塩を散らしていきます。
唯一の具であるネギを投入し、炒め合わせます。 少し塩気が和らぐはずですので最終的な味加減をこのへんで行います。
最後に鍋肌から水を微量ながしこみ、ジャッという後をさせながら鍋をあおります。 これにより、完成したチャーハンがよりいっそうふっくらします。
炒め始めてからおよそ一分、卵チャーハンの完成です。 アツアツをお召し上がりください。
東海林さだおさん風焼き飯の作り方です。
09/06/23