しばらく広島に行ってました、素晴らしいです広島。 牡蠣に穴子、お好み焼きに格酒盛り沢山・・・住みたいです。
広島初上陸の友人は「名物全部制覇する!」と息巻き夜な夜な街を徘徊しておりましたところ、とりわけ気に入ったのが、汁なし担々麺だと言いました。
私もさんざん連れ回されましてね、口をヒリヒリさせながら良い所取りしたのが本作です。
昔作った担担麺のページに書いてあるのを簡略化します。
鍋に油を引き、ニンニクとショウガを炒めます。 香りが立ったら、水で溶いた唐辛子を加え、モウと顔を覆う辛い白煙にも負ケズ、すかさずひき肉を加えて炒めます。
あたりゴマ、醤油、砂糖、テンメンジャンを加えてチリチリ音がしてくるまで炒めたら完成です。
どんな麺でもよく合います。 手打ちのムチムチした麺も良し、マルタイ棒ラーメンに頼るも良しです。
フツーのラーメンにも言える事ですけど、お店の味を醸すならば、油をたっぷり使うしかありません。 「油そばか!」ちゅうくらい使うと味はまとまるでしょう。
麺の茹であがりにあわせて丼へ油をたらします。
麺の水気をしっかり切って丼に入れ、グルグル油とからめながらいなします。
すかさず担々ダレを盛りまして、
ネギをドサリと。
仕上げに花椒 、ではなく山椒を山のように振りかけるか否かはお好み次第です。
辛さを唐辛子でなく山椒に頼ると爽快さの中にシビレが生まれ、だからこそ「唐辛子もうちょっと足してみようかな」なんて冒険心も芽生えてきますから危険ではありますが、辛くない担々麺なんてメル・ギブソンじゃないマッドマックスみたいなもんです。
ハイこれで完成です。
早速いただきましょう。 まず箸で、グルングルン混ぜに混ぜます。 この際混ざりにくいようでしたら油不足が考えられますから追加します。
しばし無心でススりこんだ後、温泉卵を持ってきて浸しながら、まるですき焼きでも食べてるかのような勢いでいくと、すぐ麺は無くなってしまうでしょう。
※辛くなりすぎた場合の救援策としても優れています。
おそらくひき肉とネギはまだ丼に、わりかし沢山残っている事かと思います。 ススる口ではこれらをうまく食べれないからこうなるのは必然です。
だから良いんですね、シメを楽しむ余暇が生まれますから。 ご飯を加え、醤油、酢をひとたらし、粉唐辛子に山椒を再度加え、油も何なら追加して、今度は匙でワシャつくのです。
食べ終わる頃、丼はスッカリ空になっている事でしょう(完)。
即席麺に担々ダレとネギ、唐辛子に山椒をドッサリ加えたら、簡式汁あり担々麺です。
通ってたビアバーがモロ業態変更していてザンネンでした。
16/10/24