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とうもろこし

焼とうもろこし

辞書で調べものをしていたら難読漢字という項目に目がついて、気がつけば小一時間読みふけっておりましたネットサーフィン中にもよくある現象です・・・。

薄揚げを切る

とうもろこし

その中で玉蜀黍、という字を恥ずかしながら読めなかったのですがコレ、トウモロコシの事なんですね。 この玉蜀黍という字面が実に、 近所に伸びているその葉をよく表しているなあと感慨にふけりつつ英語のginkgo nutsを憂いながらカメラを向けていたんです。

そしたら「持ってけ!」とドッサリ貰った所の本作です。


薄揚げを切る

焼とうもろこしといえば、縁日の屋台でおなじみあの香ばしい匂いで人を惹きつける人気の品ではございますがコレ、自分じゃなかなか作りませんよねえ。

仮にバーベキューで「焼トウモロコシ作っぞ!」と息巻いて焼いて醤油を塗ってみても旨い事は確かですが「これだ!」という感動は起きないんですよね。

そこで試行錯誤し、塗るのは醤油だけでなくミリンや砂糖を加えてみたりするんですがするとどんどん理想とかけ離れ・・・「焼きトウモロコシにそこまで必死になるこた無い」と自分に言い聞かせる結果となってしまうのです。

ええ、10本貰ったトウキビを、ひとつずつ焼きながら屋台を目指しましたよ。 そしたら意外と身近な方法であの味を再現できたというワケです。 できれば醤油は無添加とかそういう崇高なモノでなく「醤油の味はしております」みたいな原材料欄に小さな文字がビッシリ記されたもののほうが、 本物に近づきます(今回はきじ醤油という再仕込み醤油の一流品を用いましたが)。

トウモロコシの皮をむいたらビニール袋に入れ、醤油をたらして空気を抜きつつ口を閉じるんです。 まさに東海林風チャーシューの手法です。  このまま冷蔵庫で半日寝かせますが、途中一度、天地を返したほうがまんべんなく味が回ります。

キャベツを詰め込む

焼く

あとは汁気を切って、オーブントースターで転がしながら焼くだけです。 まず3分。 転がしてまた3分。 これを計4面12分行えば全面焼く事ができるでしょう。 そしたら仕上げに袋に残った醤油をハケで塗りながら、1分ずつ4面焼きするだけです。

ニューヨークの街角でも醤油の焦げる香ばしい匂いを漂わせると人が集まってくるそうです。 人は醤油の焦げる香りに弱い生き物なのですホラ、ご家族集まって来てません?


焼とうもろこし

完成

ぜひ焼きたてにカブりつきたいところですけど、とにかく熱いのでご注意ください。 皿に盛るよりも、手づかみで外に出てかじった方がより本物風味です。


レシピのツボ

  • とうもろこしの実に爪を立てても白い乳液状の汁が出なくなると、もぎとって皮をむき、焼いて食べるという判断法もあります。
  • 下茹ですると時短になるかと思いますが、それではレシピ名に反しますもの。
  • 醤油に漬けるだけで、トウモロコシの甘さが一層引き立ちます。

ひとこと

喬太郎さんの落語にゾッコン中です。


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17/06/05



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