わたみそ

わたみそ

「わたみそ食べる?」と聞かれ、言葉の響きに「是非!」と答えましたが一体何なんでしょうワタミソって。

ついカニミソ的なるものを想像していたところ、出てきたものは単なる練り味噌でした。

微妙にガッカリしながらも、箸先にチョンとつけて、ひとまず舐めてみたんです。 するともしや・・・「これってアレ入ってるでしょ!」と血が騒ぎましてね。

サンマのワタ

さんまのワタ

ワタミソのワタ、はサンマのワタを指しておりました。 刺身にできる口先の黄色いバッチバチのサンマの腹を裂き、 ワタを丁寧に取り出します。 しかしサンマのワタってどうしてこう旨いんでしょう。 もしも「ワタ缶」なんて売ってたら買占めますね。

ということでワタを裏ごしにかけまして、


湯煎にかける

中火で湯煎にかけながら、丹念に味噌と合わせるのです。 みりんで甘めに味付けをし、 まじない程度にカボスショウガ汁をたらしつつ、ジリジリ溶いていきます。

味噌の風味は強いもので、秋刀魚一匹やそこらのワタでは存分に実力を発揮できませんから、2、3尾のワタを同量の味噌に溶かすぐらいのつもりで仕込みます。


ワタミソを食べる

できあがり

完成した味噌は、そのままナメナメ呑むもよし、キュウリにつけてかじるのも良です。 「でもクセがあるのでは・・・」 と気になる方もいらっしゃるとは思いますが、もしもあなたが呑兵衛でしたら思わずノドが鳴る佳肴である事は間違いございません。


わたみそのツボ

  • 通人はカボスと生姜汁を用いず、フルにワタの旨味を楽しみます。

おさらい

秋刀魚のワタを味噌と練り合わせて肴とす。


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14/10/28



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