ついこの間土用干しを終えた今年の梅干造りでした。 天候に泣かされた一昨年と比べたらモロ順調に干しあがり、梅干使い放題の日々が送れます。
さて、土用干しのついでに作るのがこの「ゆかり」で、二日も干せば、カンタンに仕込めます。
梅干の、朱色を決める紫蘇ですね。 これを取りだし梅酢をしぼり、
良く晴れた日に、ザルに広げて干すんです。 本気を出すなら紫蘇をひとつひとつ、元の紫蘇の葉型に広げると格段に乾きがよくなりますが、相当根気が必要です。 なのでザッと広げて干しちゃえばイーんです。
その年仕込んだ梅干の紫蘇を使えば仕上がりの色味も美しく、薫り高くなりますよ。
いくら晴れているからといって、まだ朝露の残る早朝から広げるのでなく、カンカン照りの正午に干し始め、3時頃にはもう取り込んだ方がよく乾きます。 これを二日行えばもう、紫蘇はカラカラになるでしょう。
紫蘇を取り込んだらすぐすり鉢へ移してすりこみます、ふーん薫り高い!
すったら今度はふるいにかけて、細かいのと荒いのに分けます。 細かいのはゆかりとして、荒いのはドレッシングにでも混ぜたら爽快です。
目にも鮮やかなゆかりのできあがりです。
梅干の紫蘇をカラカラに干してすりこんでふるう。
15/08/09