お菓子作りにゃ必須な両者の泡立て方を覚えておけば、スイーツとのキョリがグッと縮まります。
まずは生クリームに立派なツノを作ります。
はっきり言って、手動で行うには少々骨の折れる作業になりますから、ハンドミキサーを用意しておけば何かとベンリでございます。
生クリームをボールに流し、混ぜてまいりますが、その際ボールを二重に重ね、下のほうには氷を敷いておけばそつなく作業がこなせます。
では早速混ぜましょう。 せっかく電動を使うワケですからツマミは高速に合わせて混ぜます。 全体がまんべんなく混ざるよう、たえずミキサーをボールのアチコチに動かしながら作業します。
はじめダラダラだった生クリームは、次第にモッサリまとまりを見せはじめるでしょう。
全体にトロミがついて、すくい上げるとツラツラたれ下がり、跡がすぐに消えるぐらいが六分だてになります。 生地に混ぜ込んだりソース作りに用いる固さです。
これ以降生クリームは、急激に固まり始めますので、目を離さぬよう、目的にあった泡立ち具合を見定めます。
六分だてから少々混ぜこむと七分だてです。 すくい上げると、生クリームはトロリとしたたり、その跡が積み重なる程度になります。 スポンジケーキの下塗り等に使われますね。
七分だてからさらに混ぜ込めば八分だてです。 クリームにツノが立つほど立派に成長しました。 ケーキのデコレーションに使います。
注意していただきたいのが、これ以上混ぜすぎると生クリームにツヤがなくなりボソボソしてきます。 こうなると修復不可能ですので、気持ちはよくわかりますが、くれぐれも混ぜすぎには注意してくださいね。
以上生クリームの泡立て方でした。
続いてメレンゲにまいります。 ボールに卵白を入れ、まずはじめに低速で混ぜ始めます。 この際生クリームみたいに氷を敷く必要は、ありません。
ひとつ注意していただきたいのが、器具に水気や油気があると、泡立ちにくいものですからそこんトコは徹底しておいてください。
ちなみに卵白の中に酢やレモン汁を少量入れておくと、泡が立ちやすくなります。
まんべんなく混ぜてまいりまして、
全体がホワホワになりましたらここで高速運転に切り替え、グラニュー糖を加えつつ、空気を含ませるよう混ぜてまいります。
全体にツヤがでて、きめ細やかになり、すくえばツノが立つようでしたら完成です。
※生クリーム同様、混ぜすぎればツヤが消え、ボロボロになっちゃういますので要注意です。
メレンゲと生クリームにツノを立てて喜ぶ
15/05/10