ローストビーフやハム作りなど、肉をタコ糸で体よく縛る場面は個人的に多々ありまして、 これまで適当に縛っていても、これといって不具合はありませんでしたがこの度、
さすがによい大人だしキチンとした縛り方を体得すべく、肉屋さんから聞いてまいりました。
ここに取出しましたるは、
肉の代用品であるピンク色をしたタオルと、タコ糸の代用である紺色のヒモです。 ではさっそく、これらを用いてご説明いたします。
まずはヒモの一方を肉の端に結びつけまして、
もう一方を、肉の真上に差し出した手のひらへ、ダランとたらします。
すかさず手のひらを、ひとひねりした後、そこに生み出された輪っかを肉に通します。
はじめに作った結び目よりも奥に通し、
糸を引けばグッと肉が締まります。
引き続きこの作業を肉の終点まで繰り返します。
糸と糸の間隔はこれといって決まってませんので、自分が眺めて「格好良いな」と思える程度に開きます。
ということで肉の端まで縛ることができました。
ここで肉の天地をひっくり返します。
元裏側は、現在この様になっておりますところ、
糸の一部を、縦に走る糸の下側からくぐらせて輪を作ります。
その輪へ糸の先端を通してグッと横へ引けば、肉が締まります。
こんな感じですね。
あとはこの作業を肉の終点まで繰り返すだけです。
終点まで来たら、再度天地を返し、はじめに作った結び目の所で糸をしっかり結び、余った糸を切ります。
以上お肉屋さん直伝な、肉の縛り方でございました。
肉を体よく縛って喜ぶ。
14/11/17