醤油選びは難しいです。 というか、なかなか口に合うものが見つからなかったりするのは、 やっぱり生まれ育った地域や環境に味覚は左右されるものだからなのでしょうか。
「いやぁ、冷奴食うならやっぱりこの醤油ね。」と思って人にすすめて見ても、 「辛いっ。」とか言われたり、その逆もあったりします。 味覚ってなかなか微妙ですね。
なんて深く考える必要もなく、口に合わない場合は、合うように少し手を加えてみてはいかがでしょうか。
作り方は、いたってカンタン。 出汁をとり、 適量器に移し、濃口醤油、昆布、かつお節を合わせてしばらく置いておきます。 それをこしたら割りじょうゆの出来上がり。
火を入れる必要もなく、混ぜて置いてくだけで作れてしまうこの手軽さ。 活用しないテはありませんよ。
さて次は土佐醤油。 カツオブシを使用するのでカツオブシの名産地である土佐(高知県中部の地名)の名がついたそうです。
それじゃあ、上の割り醤油だって土佐醤油じゃないか・・・。 という話もありますが、その件は置いときます。
薄口醤油、カツオブシ、みりん、酒を合わせてひと煮立ちさせてこします。 これにて土佐醤油のできあがりです。
ヴィネグレットソースと混ぜ合わせると、土佐酢ドレッシングとなります。 ウマイですよ。
かずのこをこしらえる際にもどうぞ。
土佐醤油を活用した醤油をもう一品どうぞ。
炙った海苔を、ちぎって土佐醤油に半日ばかり浸します。
すると海苔がボジャボジャふやけますので、すかさず丹念にすりこんで、仕上げに土佐醤油を好きなだけ注ぎ足します。 これにて海苔醤油の完成です。
和食の雄が合わさってますので旨いに決まってます。 豆腐にかけたり、
わさびと合わせて刺身とからめるのも絶品です。
06/04/22