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鶏ぶつ切りの楽しみ方

鶏ぶつ切りの楽しみ方

年末は大分に行ってました。

数年前からきょうだいが移住しており、顔見がてら向かったのです。

まあ、美味しい郷土料理の沢山ある地域ですから、焼酎グラスを傾けながら色々堪能したものですが、中でも衝撃的に美味しかったのが、今回ご案内する鶏ぶつ料理です。

鶏は人生のテーマに置いてますから、これまで幾度となく名作(自分で言うな)をご案内してまいりましたが、今回のコチラはその中でも三本指に入る美味しさであり又、おそらくぷちぐる史上最も簡単な料理でもあります。

本作を知ったのは、大分県の名店ではなくごく普通の食卓に上っていたものですそう、私の弟の友人のお母さん宅へ代々伝わる定番なのでした。


作り方

鶏のぶつ切りを買ってきます。 骨の残った肉ですよ。 これが骨の無い鶏で作るとまったく別物に成り下がってしまう不思議、改めて骨から生み出される旨味の物凄さを思い知ります。

そのぶつ切りを鍋に入れたら、トクトク水を張ります。 ハイこれで準備完了!

あとは二時間、ただ静かに蒸すだけなのです。

え? 叩き潰した生姜やネギの青い部分を入れたり大根を一緒に煮て甘味を追加したりしないのか、ですって?

そんなもん邪道です。 ひとまずこの通りに作って召し上がってみてくださいよ。

フタを開けば現れるのは黄金色のスープ。 立ち昇る薫りの上品さ。 食べなくても名作だと分かります。

あとは各々器にとって、レモンをジュッと絞りこんだら柚子胡椒をたっぷり乗せていただくだけです。

スープを一口ススって感動、肉をひとかじりして感謝です。

まずはこのように食べ進んだら、あとは塩だけで味わったり、ポン酢でワシワシいただくのも結構です。

シメには雑炊、なんて最初思いますが、その頃になると鍋はスッカリ空になっているハズですよ(笑)。

レシピのまとめ

  • 鶏と水以外ご法度!
  • 主役は肉か、はたまたスープなのかは食べ手次第です。
  • 柚子胡椒たっぷりが美味しいですよ。
  • 骨のついていない肉ではこの美味しさは生まれません。
  • 蒸すのは手間だから、とトロ火で炊いたりしてもまた別物になってしまいますのでご注意を。

23/01/07


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