何故か合コンに同席する機会がありまして、楽しく飲んでいた時のことでした。
調子がでてきた女性のひとりが、突如目の前に座る男性の箸の使い方にスポットをあてました。 「その箸の使い方、ちょっと変ですよ」 指摘された男性はキョトンとしましたが、すぐに「え、どのへんが変なの?」と身を乗り出して熱心に聞き入りました。
それに乗じて女性の語る「箸論」を聴いてきたんです。
鉛筆を持つようにまずは一本持ちまして、次にもう一本を親指と人差し指の輪の中に通した形が基本です。 下の箸は固定し、上の箸だけを動かして食べます(動画もどうぞ)。
箸を取るときや、箸置きに戻すときに、三つの動作で扱うと美しいものです。
箸を置くときは逆の手順になります。
箸先は手の甲よりも上に上げないことも要注意です動画もどうぞ。
親指と人差し指を直角に広げた時の長さ(「1あた」と言います)の1.5倍の長さの箸が使いよいものです。 ちなみにオイの場合「1あた」の長さが17cmですので、17×1.5=26cmとなります。 なかなか売ってないサイズです・・・。
以上です。 それでは皆様よい和食生活を!
せっかくですので食事マナーに関して少し書き足しておきます。
和・洋・中すべての料理を食べるときの基本です。 和食は基本的に器を手に持って食べるのがルールです。 和食器は手で持つことを前提に作られています。 焼き物皿、刺身皿以外は手にとってから食べます。 刺身の醤油や天ぷらのつゆも器を持って口に近づけます。
器をテーブルに置いたまま口を近づけることは犬食いといって大人のマナーとしてはふさわしくありません。
箸を持つ手の反対側の手を食べる際皿代わりにあてがうことです。 絶対にしてはいけないというわけではないですが、上品なマナーではありません。
箸を持つ手の反対側の手は、食器を持たないときでもテーブルの上に置いておきます。 片手を膝上に置いてもう片手で食べるのを片手食いといいます。
食事中テーブルの上にひじをついてはいけません。 かといってずっと膝の上に置いておくのもかしこまって見えます。 こんなときは、ひじと手首の間をテーブルの角に軽くのせます。
レストランでイスに座る時は左側に立ってから座るのが正式な形です。 しかし、店の作り等の関係で、右に立つほうが自然な場合はそうします。 店の人が椅子を引いてくれますので、自分で引いて座らないようにします。
席についてすぐに膝の上に広げてよいです。
焼き魚の骨などは、皿の右上にまとめます。
立食パーティーでは、自分の皿にとった料理は全部食べるようにします。
手食、ナイフ・フォーク・スプーン食、箸食の3つに分けられます。 世界の40%が手食で、ナイフ食、箸食はそれぞれ30%を占めます。
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11/11/22