そもそもごまめとは一体何なのでしょうか? それは小型の片口鰯を真水で洗って干したものになります。 まめ(健全)という連想から、祝いの席や正月のおせち料理に用いられています。
ごまめは別名田作りともいいます。 鰯類が畑の肥料として使われていた事に由来する呼び名で、 豊作を願って食べられていました。
単なる「小魚の佃煮」と思っていましたが、こんないわれがあったんですね。
今回使用するのは、塩を使わず水で茹で、干しただけのゴマメです。 スーパーのお正月用食材コーナーで見つけました。 このままかじってもウマイんですよね。
そんなごまめを弱火で焦がさぬようから煎りにしまして・・・
紙の上にあけておきます。
鍋に醤油、みりん、砂糖をあわせて弱火にかけまして、 トロミがついたころ仕上げに酢をほんの少し加えておきます。 この酢が大事です。
そこへから煎りしておいたゴマメを投入し、手早くかつごまめを崩さぬよう調味料とからめあわせます。
油を薄く引いた器にごまめを広げ、白ゴマを散らして完成です。
09/12/30