一口ススれば鶏の美味しさをしみじみ感じる「ヤミツキ」スープがここに誕生です。
日本のラーメンを勉強しにきたというイタリア人と知り合いまして、「何か和風なものを食べたい」と注文を受け作ってみたのが本作です。
飲んでは目ガシラを抑え、またススっては天を仰ぎ、だいぶ気に入ってもらえたみたいです。
唐揚げの時よりちょっと小ぶりに切り分けて鍋に入れ、 日本酒をヒタヒタに注いで火にかけます。
今回ばかりはぜひ、ムネでなくモモでどうぞ。 プリンとした食感と深いコクはこの部位ならではの口福です。
肉の赤味が消えた頃かつおだしを注いで3分コトコト煮るんです。
これを長々と煮てしまうと、スープに旨味はあふれ出ますが肉のコシがなくなるのでご注意をー。
味付は塩と醤油でシンプルにキメます。 つい胡椒を振りたくなるのもガマンします。
熱々を器に注ぎ、おろしショウガと刻みネギを添えて召し上がれ。
両薬味は、調理中鍋に入れておくと手間が省ける気もしますが、このスープはまずスッピンでススっていただきたいのです。
一旦旨味に感動した後は、各々薬味をセルフしながら楽しんでもらえたらと思いまして。
更新日:23/01/29
公開日:18/10/06