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木製品の手入れ
木製品の手入れ

木製品の手入れ

100円ショップにいくと色んな調理器具も豊富に置いてあり、使いやしないんだけど、なんだか買ってしまいます。  プラ製のヘラなんかメチャ買ってしまいます。

という生活スタイルを貫いていたオイは、ある日木製品に目覚めました。 なんでか?  手入れ次第では長い間使えるからであり、「木」の手触りって安らぐからです。  そんな木製品の中でもまな板木べら木桶の手入れ方法を記しておきます。

鉋(かんな)

まな板のメンテナンス

木製のまな板も日々使い込んでいくうちに、だんだんと黒ずんできます。 そうするとなんだか不潔っぽいので、きれいにしてあげます。

これに必要な道具は鉋(かんな)。 これ一本あれば、まな板は蘇るのです。 小さいモノだと1,000円かそこらです。

まずはまな板に庖丁の破片等が食い込んでいないかチェックしときます。 かんな保護の為です。


まな板のかんながけ

かんなをかける

さてまな板にかんなをかけるのですが、まずはまな板の、自分にむかって手前側をブレないように固定しておきます。

そうして、かんなをまな板に対してナナメに置き、一気に手前へ引きます。  そうするとまるでかつお節のような木屑がシュルシュルっとでてきます。  これは病み付きになるほどすこぶる面白い作業です。


まな板の面取り

まな板の面取り

表面裏表をキレイに削ったら、今度はまな板のカドの面取りをします。 シュルシュルーと。  そうすると、かんなをかける前とはまるで別人のまな板に生まれ変わり、愛着もわいてくるというわけです。


黒ずんだ木べら

木ベラの手入れ

さてお次は木ベラの手入れをしましょう。 色んな炒め物やなにやらで使い込んでいくうちに、だんだんと木ベラ本体が焦げてきたり、 食品の焦げカスが付着してきたりするわけです。 そうするとなんだか不潔っぽいので、キレイにしてあげます。


木べらをけずる

木べらを削る

まずはナイフを持ち出して、黒い焦げを大まかに削り取ります。 刃を立てて、シュッシュッ、とやるわけです。


木べらのささくれにも気を使う

木ベラのささくれ

ついでに木べらのささくれなんかがあったら、これも丁寧に削り取っておきます。


紙やすりと木片

紙やすり

さて、紙やすりと、木片を用意します。 紙やすりは適当な大きさに切って、木片に巻きつけて使うわけです。  木片がなかったらないでべつにかまいません。 何かに巻きつければよいのです。


木べらをこする

木べらをやする

その紙やすりでもって、木べらの焦げをゴシゴシとこすりまくります。


木べらメンテ終了

木べらメンテ終了

なんとか若干きれいになりました。 大事に使ってあげましょう。


木桶のメンテナンス

木桶の手入れ

寿司メシを作る際なんかには必須の木桶ではありますが、 新品をおろす際には木の匂いが気になる場合があります。

そんなときにはを染み込ませたフキンでザッと全体を拭くわけです。

そうして水を並々とそそいでおいて一晩おき、翌朝キレイにすすぐとあら不思議。 匂いは消えるのです。 酢って素晴らしい。  陰干ししてから使用してください。

※米のとぎ汁も効果的です。


以上、木製品の手入れでした。 あーすっきりした。


木製品の手入れ

  • かんなの刃の出しすぎには注意しましょう。 ゴソッと削れてしまいます。  荒削りと仕上げでは若干刃の出具合を調整することが重要でもあります。
  • 刃物を使用するので怪我に注意です。
  • 木製品がカビたら、米のとぎ汁に一日浸したあと、タワシでこすります。
  • 木製品から時折ヤニがでる場合があります。 サンドペーパーで削り取るか、エタノールでふき取ります。

おさらい

木製品をメンテナンスして、大事に長く使う。

06/05/12


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