なめみそ
なめみそ

なめみそ

大村寿司で知られる長崎県大村市に行った折、フラリと入った居酒屋さんの品書きに「みそ 250円」の文字を見つけました。

唐突に「みそ」といわれてもなあ、といぶかしがりながらも注文してみると、出てきたのは具沢山の甘いなめみそでした。

店主によると、この付近では「なめみそ」ではなく単に「みそ」と呼んでしまう程なれしたしんだ食べ物で、各家庭でせっせとお母さんが仕込み、それを食べて皆大きくなったんだと言います。

にんじんとごぼうを炒める

にんじんごぼう

にんじんごぼうをささがきにして炒めます。 この際用いるのは胡麻油を是非おすすめします。


いりこを加える

いりこ

頃合いをみて、いりこをドッサリと加え、炒め合わせます。 ちなみにウチで使っているのは「食べるいりこ」という名の柔らかいいりこで、子供達用に常備しているものです。


みそを加える

みそ

ここで主役の味噌を投入し、ねたくり回しながら炒めます。 今回赤味噌に白味噌少々を合わせたものを使っておりますが、お気に入りの味噌を使えばそれで結構です。


砂糖

砂糖

味噌が具材にからまったところで、砂糖をドッサリと加え、炒めながらなじませます。 とにかく「これはちょっとやりすぎかも」と気が引けるぐらいの砂糖を使うことがこの料理のミソでありまして、 そうしないとそれぞれの味がバラバラの、舐める気がまったくしない味噌になってしまいます。


胡麻とあえる

ゴマ

なめてみて、しっくりくる味になったら、たっぷりのすりゴマをからめてハイできあがりです。 仕込んでから一日置いたほうが味がなじみます。 保存は冷蔵庫で、十日ぐらいは持つと思います。


ごはんとなめみそ

ご飯にも

酒を飲むときだけに用事があるわけではなく、ご飯と一緒に食べるのも美味しいんですなめみそ。


なめみそのツボ

  • 作ってから三日ぐらい置くと、すっかり味がなじんで美味しくなります。
  • 作り終えた時、表面がギラつくぐらい油をたっぷりと用いたほうが旨いです。

おさらい

にんじん、ごぼう、いりこを炒めて味噌を投入する。 砂糖をたっぷり加え、いりごまとあえる。


12/09/17


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