年に何度か東京へ行く機会がありまして、その際移動はもっぱら新幹線を使ってます。
というと「えっ!?」と誰もが言いますが、結構快適に過ごせるんです。
7時間の長旅にはなりますが、映画を観たり本を読んだり、時折景色を眺めてみたり書き物をしているとアッという間に東京駅です。
「飛行機ならばわずか90分で着くのにどうしてわざわざ新幹線を……」と必ず訊かれますが、このキッカケは311でした。
当時私はたまたま横浜に居て、あの恐るべき揺れを体験しました。 そしてその帰りの飛行機で離陸した直後に機体が揺れまして、その加減があの地震の揺れはじめにソックリだと感じたのです。
それから一二年、飛行機に乗るのがなんか嫌になり、新幹線で移動するようになったらクセになってしまったというワケです。
良いです新幹線。
たとえば仕事が終ってじゃあ帰るかとなった時フと「そうだ、奈良行こう」と思いついたら自由にそうできますし。
観光地をブラついてみやげ物屋を覗けば、今回の海苔天みたいな面白いネタとも出会えたりして一石二鳥という仕組みです。
半型海苔を6枚に切り分けます。 それが食べよい大きさなのでこう切りますが、好きなサイズでもちろん結構です。
お気に入りの明太子を用意して、膜を開いて中の粒々を丁寧に掻きだします。 ちなみに明太子は博多のむかい、がオススメですよ。
ボールに水を入れて卵を落として合わせたら、小麦粉を加えてざっくり混ぜます。 そこに明太を加えて混ぜてやると、いかにも旨そうなほんのり朱色に染まった衣となります。
油温を180℃にしたら、海苔の片面へ衣をつけて次々落として揚げてまいります。
はじめは油に入れた瞬間、海苔がこんがらがったりして慌てますが、なに二三度揚げたらコツがつかめるでしょう。 万一そうなってしまっても、菜箸で整えてやればピッと伸びて揚がってくれますのでご心配なく。
更新日:23/05/21
公開日:20/02/03