カナメのスープはこう作ります。
カツオブシやトリガラのダシを温めて、そこへアサリのダシを足すんです。 これで基礎は固まりました、間違いなく旨いチャンポンが作れます。
カツオやトリダシはきちんと抽出しても、市販の粉末を用いても結構です。
アサリは砂出しをして鍋に入れ分量の水を注いで火にかけます。 沸いて貝がパカパカ開きだしたら火を止めて、汁だけダシと合わせるんです。 身は殻からはずし、後で具を炒める際に加えます。
あとはダシに牛乳、砂糖、みりん、醤油、塩で味をつけます。 ひとくちススってみてください、旨いでしょ。
チャンポンと言えば山海の多様な幸をいっしょくたにまとめて作るのが理想、ということになっていますがそんな事はありません。
地元のヒトが愛するチャンポンは、ごく質素な具で作られています。 ここで欠かせないのがカマボコで、この赤と青がなければチャンポンの彩りは飾れません。
たとえエビで赤を出し、ネギで青を気取ったところで、この人工的な色味がなければ薄暗いチャンポンとなってしまうのでした。 テンコ盛りで用意したいところです。
カマボコの他には豚肉、もやし、キャベツ(アサリのむき身)の三種で終わりです。
もやしはそのまま用いるとして、豚肉とキャベツは、カマボコの大きさに準じて刻んだほうが盛りつける際楽であります。
鍋に油を引いて、まずは豚肉を炒めます。 火が通ったら、カマボコ、キャベツ、モヤシを加えてジャカジャカ炒めてまいります。
キャベツがややクタッとしたところで、スープを小鍋に取り温めて、そこへチャンポン麺を加えてほぐします。
スープがたぎったところで丼へ胡麻油をたらして麺、スープを流しこみ、具をテンコ盛りによそいます。
アツアツに、白コショウを振ってどうぞ!
せっかく明日花見しようと思ったのに、雨なんすかねえ・・・。
16/04/03