のりの佃煮の小瓶はいつも冷蔵庫の片隅に常備されていて、欠かしたことがありません。
と、たったいま断言したばかりなのに、不覚にもある日、切らしてしまったのでした。 これではご飯がすすみません。 急遽板のりから海苔の佃煮を作りはじめることにしました。
どのご家庭にも大抵、板のりはあると思います。 我が家は毎朝朝食で海苔を2、30枚消費するので板ノリだけは本当に欠かしたことがありません。
近くの商店街にある老舗の海苔屋さんで「半切100枚入り業務用」をいくつか買ってきて常備しています。
まずはパリパリの海苔を5、6枚、大胆にも水没させてください。 なんだか非常に悪い事をしているような気がはじめのうちはするものですが、じきに慣れてきます。
※味付けノリじゃない海苔を使ってください。
何分が置くと、海苔はもはや原型を留めておらず、グズグズになっています。 これで佃煮作りの準備ができました。
グズグズ海苔の水気を切って鍋に入れます。 そこへ酒、みりん(砂糖)を少々たらしこみまして・・・
さらに醤油を少なめに入れておきます。
各調味料の分量は、味の好みもありますから、煮詰めていくうちに増減すればよいのです。
火にかけて海苔を煮詰めていきます。 グルグルかき混ぜながら、焦げ付かせないように煮詰めてください。
時折味見をしながら、醤油を足したり、砂糖を足したりしてみてください。 ちなみに我が家は甘めが好みなので、みりんを多めに使います。
6、7分も煮詰めると、見覚えのある海苔の佃煮の姿になっているはずです。 ちょっと味見してみると、かなり美味しい海苔の佃煮だということがおわかりになると思います。
火を止めて、冷ましてから殺菌消毒した瓶にでも詰めて、冷蔵庫で保管します。 2、3週間はなんともありませんでしたよ。
09/05/20