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かんころもち(カンコロ)の作り方

かんころもち(カンコロ)の作り方

かんころもちをご存じでしょうか。 カンコロもちとは、サツマイモともち米、砂糖を混ぜて作ったオモチのことで、長崎では古くから親しみのある 冬の風物詩でもあります。

そんなカンコロもちを、どうやって作っているのか?というのが、オイの長年の疑問でもあったわけですが、今回運良くその製作現場に潜入することに 成功しました。 作り方もイチイチメモってきましたので、忘れないようにここに記しておきます。

サツマイモ

サツマイモ

11月前後の少し寒くなり始めた頃、サツマイモを掘り出します。 そしてきれいに水洗をします。
スライス きれいになったサツマイモの皮をむいて、薄くスライスします。

干す

干す

スライスしたサツマイモを、天日に干します。 干す期間は作る人によってマチマチなのだそうですが、カラカラになるまで干すのが一般的です。 かんころもち のシーズンになると、こうして干されているサツマイモを見かけることがよくあります。
蒸し器

蒸し器

充分干したサツマイモを蒸します。 この蒸し器は自家製なのだそうで、蒸篭(セイロ)を3段積むことができます。 カンコロモチ作りの最終工程である成型までは、 基本的に野外で作業するのだそうです。 寒い中でもこの蒸し器の回りはポカポカであります。

一年分のカンコロモチを、たった一日で作りあげてしまうので、作業は早朝から始められます。 今回取材させていただいた家庭は、カンコロモチを 作るようになってから数十年のキャリアを持つベテランというか、プロです。 ですから自家用のほかにもご近所さんに注文されている分もあるとのことで、 作るカンコロモチの量といったらもうハンパではありませんでした。


廃材

蒸し器の燃料は廃材です。 湯の入った大釜の下では廃材がパチパチと燃えています。 次から次に廃材を供給しないと火力が落ちてしまうので、 蒸し器の近くに廃材を配備しています。


大釜 蒸し器の横にはもうひとつ大釜があり、お湯がグラグラと沸いています。 蒸し器の湯が少なくなってくると、この大釜の湯をその都度足していくわけです。
蒸す

蒸す

さて。 セイロの中に、干しておいたサツマイモのチップを満遍なく敷き詰めます。 3段それぞれ同じように作業をします。
もち米 サツマイモを敷き詰めた上に、もち米を適量加えます。 サツマイモともち米の割合は、大体8:2ぐらいなのだそうですが、作る人の好みによりマチマチなのだそうです。
混ぜる 蒸しあがると容器にうつし、ざっくりと混ぜ合わせます。 手早く行うのがモットーです。
練る 混ぜ合わされたサツマイモともち米は、専用の機械により練られます。 この機械は元々味噌作りなどに使われるモノだそうです。 一度に沢山入れずに、 様子を見ながら少しずつというのがひとつのポイントだとか。
ニュルリ このような具合にニュルニュとカンコロモチの生地がでてくるわけです。 上から原料を入れる人がひとりいて、出てきたものを束ねる作業は2人で行います。
砂糖 一度機械を通されたカンコロモチのベースは容器に移され、今度は砂糖で味付けを行います。 砂糖の分量はお好みです。
2度挽き 砂糖を加えてよく混ぜ合わせたあと、再び機械に通します。 2度挽きすることによって、カンコロモチにキメの細かさがでてくるわけです。
成型 はじめよりもよりキメの細かくなったものがニュルリとでてきます。 出てきたハナからカンコロモチ特有の延べ棒形に手で成型していきます。
さらに成型 ある程度成型されたものは次の人の手に渡り、打ち粉をふるってさらに成型されていきます。 表面をなでながら「おいしくなーれ、おいしくなーれ」と心を込めて 形を作るのだそうです。
完成

カンコロモチ、ついに完成! 作りたてはまだ柔らかく、温かいです。 これを袋に入れて冷凍保存しておくと、来年作り始める頃まで充分保存可能なのだとか。


食べる

食べ方

あらかじめスライスしておいて、ストーブの上に銀紙を敷いて、その上で両面こんがりと焼き上げます。 しかし、ストーブではくっついてしまう恐れがあるので、 オーブンで焼き上げるのがオススメなのだとか。

※焼かずにそのまま食べることもできます。


まんじゅう

オマケ

少しだけ余ったカンコロモチの生地は、中にあんこをいれてカンコロまんじゅうを作ります。 生地を広げて中にアンを詰めて、丸めます。
まんじゅう完成

かんころまんじゅう完成

カンコロモチと同じように焼いて食べます。 少しアンコが変な形になっているけどこれはご愛嬌。 小学3年生のお孫さんが作りました。

作り方関係

カンコロモチのツボ

  • 2度挽きがキメ手。
  • 冷凍保存可能。
  • 五島列島産のは甘味が強いのだとか。

おさらい

サツマイモをスライスして干して、もち米と混ぜて蒸して、練って、砂糖を加えて、成型するとできあがり。 焼いて食べます。
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06/12/24