通いだして4、5年になりますかね新宿にある吉本さん。
日本酒の旨い店で、空いた時間帯に入るとしんみり飲めてなんか好きです。 女将さんが細やかな気遣いをしてくれたりもし、 含蓄ある小話もまた、肴となるんです。
塩イカの事は肴を選びあぐねていた時に「これはどう?」と勧められたものです。 塩イカとは長野県で食べられるものであり、 昔は塩漬けにされたイカが樽詰めされて山を越えて運ばれてきて、そのイカの塩を抜いて、野菜とあえて食べていたのだといいます。
聞くところによると、塩イカを食べるのは長野県だけだといいます。 そういえば塩辛は目にするものの、塩イカなんて聞いたことありません。
イカのワタを抜いて、めいいっぱい塩を振りこんだものが塩イカです。 今回スルメイカにガッツリ塩をふり、二週間ねかせて即席を作りました。
塩漬け食材において重要なのは、塩抜きです。 抜きすぎれば素気なく、残りすぎれば塩辛くて喰えたもんじゃないという微妙な問題です。
これはもう体験学習したありませんので、水に浸して三時間置いてみました。 結果絶妙の塩気が残りました。
塩抜き後はサッと茹でます。
あとは野菜とあえますね、まずキュウリです。
非常に合うのがミョウガです。
全体をザックリあえてから、
仕上げに醤油をひとたらし、レモンをたっぷり絞り込んだらできあがりです。 全国的に普及すべく佳肴だと思います。
15/04/04