相変わらず家族の食事は日々せっせと私が作っておりますが、事肴となると、情報収集の為テイクアウトも活用するようになって久しい昨今です。
こないだ友人に教えてもらったイタリアンのお持ち帰りは最高でした。 ちょっと軽めな味が実に自分の舌によく馴染むんです。
地元にこんな美味しい料理を出す店があったなんて、なんだか誇らしい気持ちになりました。 これもテイクアウトが普及しなければ、まずあり得なかった出会いだと思います。
シメ用に頼んでおいたアラビアータソースのパスタは「トマトソースこそ正義」をモットーとしてきたこれまでの生き方が揺らいでしまうほどエポックメイキングな味がしました。
お店に通って常連となり、「あのアラビアータってどうやって作ってんの?」と教えてもらおうかとも思いましたが、只今まだそのような状況の社会情勢となってはいないから、一旦リサイクル素材で作られたフォークをテーブルに置いて両手をひざに揃え、姿勢をただして考えましたよ。
アラビアータソースがいかなる素材で構成されているのかを。
そして二度の試作の上編み出したのが今回ご案内させていただくソースです自信作ですモロ。
なんちゅうんですか、アラビアータはつまり、チョイワルしてるトマトソースと言いますか、ほのかにオイリーで、ガツガツしていない辛味が抜けて、ちょっと、大人の、ト、ト、ト、トマトソースだと想うんだなあボクは、とつい句読点だらけになってしまいましたが、構成としてはカンタンです。
トマトを用いますのでホーロー鍋が良いですね。 ちなみに今回用いている鍋は野田琺瑯さんのもので純国産ですオススメします。 トマトピューレ、いつもよりも細かめに刻んだ玉ねぎ、サラダオイル、みりん、普通におろしたニンニク、塩、酢、唐辛子パウダーを合わせて中火にかけます。
時々混ぜながら10分煮たら火を止めて、仕上げにオリーブオイルをたらしこんだらもう完成してしまうこのお手軽さ、どうですか皆さん。
今回マカロニと合わせましたがね、魚のフライにたらしたり、リゾットを仕込むのにも最適です。 ぜひ得意料理の仲間に入れてやってください!
そしてパスタですが、今回たまたま目についたファルファッレで作ってますがね、長いのでも何でも結構です。 鍋に湯を沸かして塩をドサッと入れ、アル・デンテ的に茹でましょう。
その傍らで鍋を火にかけオリーブ油をたらしてブツ切りした茄子とベーコンを炒めたら、アラビアータを加えて炒め合わせるのです。 そして茹でたてのパスタをからめたら、ザックリ混ぜて食卓へ。
軽く塩・胡椒しても良いでしょう。
20/07/15