上の写真は干しいちじくとナッツにハチミツを混ぜてこねたものです。 なんでも古代ギリシャ人は、これを肴にワインをガブ飲みしていたといいます。
今すぐやってみてください、メチャムチャ旨いです、現代日本人をも魅了する完璧な組み合わせです。
ところでチーズ好きですか?
私はごはんのおかずにする程の好物です。 こないだ友人に教えてもらった肉バルは、メインの肉自体はウワサほどでもありませんでしたが、ワインに合うつまみの揃え方はハンパありませんでした。
オリーブのオイル漬けの中に所々紛れている赤く小さな粒は「こんな色のオリーブもあるんだヘー」とつまんでみたらなんと小梅で、まさかの調和をみせておりましたオリーブと。 食感が楽しいし酸味とオイルのバランスが絶妙、ワインと梅が合うなんて新発見です。
変哲もないテリーヌに添えられていたピクルスをよく見るとスイカの皮で、昔婆ちゃんが夏に皮を漬物にして食べさせてくれた事を思い出しました(当時はブツブツ文句言いながらつまんでましたカブトムシのエサやんと)。 やはりワインとよく合います。
そして数あるメニューの中でもドストライクだったのが今回お送りするワインの親友だったのです。
クルミと干しいちじくとゴルゴンゾラを合わせる。 もう字面だけで完成された組み合させである事は瞭然です、このテキストを短冊に書いて目の前に提げておくだけで一二杯飲めそうです赤を。
この組み合わせの中に何かしらの野菜を合わせるだけなんですね。
今回はたまたまほうれん草でしたが、今の時期だとつるむらさきだったり、枝豆だってよく合います。 とにかく何かしらの緑黄色野菜を茹でるか炒めるかして、三者とあえたら良いわけです。
クルミは軽く砕いておいて、いちじくはザク切りしておきます。 あまり細かく刻まない方が食べていて当たった時に「オ!」と嬉しいものですね。
ゴルゴンゾラの分量はあくまでも最低量を明記しておりまして、私ならこの倍量は使います。
ほうれん草は塩をひとつまみ入れた湯で一瞬茹でてしっかり水気を切ります(冷水には落としません)。
まだ熱の残っている状態で刻んでいちじくチーズとあえたら器に盛り、仕上げにクルミを散りばめます。
19/08/26