近所のスーパーでやたらよく会う背の高いスラッとしたおじさんがおります。
次第に惹かれあった二人(汗)は、目が合えば挨拶を交わす仲となりまして。
なんでも昔、力士だったらしいんですよね。
今はこの近辺でちゃんこ屋を開いているとかで。 すぐ向かいましたよ。 のれんをくぐるとデカデカと筆書きが額装されておりまして、こうありました。
相撲は三流
でもちゃんこは一流
八十八(ヤソハチ)
何かシュールですけどヤソさんの正直な人柄が現れていて好感持てちゃいましてよく通いました。
でもある時からパッタリ、出会わなくったんです。 聞けばちゃんこの地位向上発展の為カリフォルニアに渡ったそうで。
ちゃんこ鍋の作り方に決まりはありません。
好きな具材を、思いのまま鍋にするだけです。 「ちゃんこ」という名の由来は「父(親方)と子(弟子)の鍋」という説や、中国の鍋の名「チャンクヮオ」にちなんだという話など不明瞭です。
鍋ですからスープが重要ですよね。
かつお出汁でも鶏がらスープを用いても、両者を混合するという技もあり得ます。
好みのスープを用意したら、みりん、酒、薄口醤油、塩を用いて澄んだ薄味をつけましょう。
魚、肉、何でもござれ。 海老蟹ホタテアサリ牛豚鶏鯛アジ、好きな食材で構成します。
その他は豆腐春雨しらたきカマボコ春菊白菜長ネギ大根、使えないものはありません。
スープに食材を入れたら、コトコト煮込みながら時折アクをすくいます。
今回のメイン食材は鶏のつくねと豚肉です。
鍋自体には上で薄味をつけました。 これは何も健康を配慮してとかでなく、ポン酢に浸して食べる「ダブル調味仕様」だからなのです。
器にポン酢を入れておき、たとえばスープでポン酢を割ってみたり、ストレートだったりと味の変化を楽しむのです。
薬味にはぜひこだわりたいですね。 七味、大根おろし、刻みネギ、おろし生姜、粉山椒等お好みのもので!
更新日:23/04/27
公開日:18/06/17