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中華の角煮
中華の角煮

中華の角煮

ちょうど一年前になりますか、たまたまAmazonで目についた甕入り紹興酒を買ったんです。

結果大当たりでその上質さに驚きましたが9リットル入りの15年モノが一万円チョットですよ、凄くないですか? ぜひオススメいたします。

さてその紹興酒、一年経過した現在も、まったく減ってません(笑)。 週に三度は呑んでいるのですが、何せ量が量ですから…想定外です。

長く置きすぎて酒質を落としてしまうのも蔵元に申し訳ないですし、いざ料理に紹興酒を活用して消費を促す作戦に出たのでした。

紹興酒って日本酒みたいに色んな料理に活用できます。 今回真っ先に思いついたのが、角煮を作る事でした。

以前神戸に住む中華の偉人に「紹興酒で豚を煮たら旨いよオホホ」を聞いたのを思い出したからです。

素材の風味を活かす為、あえてシンプルに作ります。

作り方

豚バラブロックを買ってきて、そのバラ肉の全容を眺め、お家の鍋と相談します。

この料理のポイントは、バラ肉が頃よく収まる鍋をチョイスする事で、煮ている際鍋の中で肉が泳いでしまっては煮崩れてしまう恐れがある他、無駄に煮汁が必要となり効率的ではありません。

鍋が決まったら、肉をそのサイズに合わせて三等分くらいに切り分けます。

肉を鍋に押し込んで、スキマにニンニクを放り込んだら紹興酒を贅沢に注ぎ込みます。

続いて濃口醤油をたらしたら準備完了。 火にかけて、沸いたら弱火にし、コトコト一時間煮込むんです。

時間がきたら、煮汁が半分程になっているハズですので水を注ぎ足してもう一時間煮込みます。

キッチンには、えも言われぬ香気が立ち昇っている事でしょう。

肉を優しく引き上げて器に盛り、さあいただきます。 箸を立てるとあっけなく肉は崩れ、口に入れたら舌の上で溶けて無くなってしまうほど柔らかい煮上がりです。

そして!

鍋の中には煮汁が少々残っているかと思います。 これでもう一品作れてしまうんですよね。

煮汁を冷ますと、表面に浮かんできた油がやがて冷え固まって、ラードとなります。 これを丹念にすくい取り、ラードはラードで上質なものですからその他の料理に活用するとして、

煮汁を火にかけます。

何かしらの葉物野菜、たとえば今回カブの葉を用いましたが、刻んで煮汁へ入れて煮詰めるだけです。

まあ何と滋味にあふれる総菜でしょう!

ポイント

  • 八角を入れて煮るとすごく合いますが、あえて今回用いていません。
  • 煮汁の扱いは豆油肉っぽい感じです。

材料

  • 豚バラブロック肉:350g
  • ニンニク:1片
  • 紹興酒:180cc
  • 濃口醤油:大さじ2
  • 水:500cc

調理時間

  • 2時間

22/03/19


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