「まずタマネギのみじん切りを30分間焦がさないように炒める」
せっかくカレーを作ってみようと料理本を買ったまではよかったものの急な話、タマネギをただ、やみくもに30分間炒め続けろだなんて言われ、 ムッときて調理早々カレー作りを断念した、という方が中にはいらっしゃる事でしょう。
とりあえず今回のレシピは「カレーを作るのにこれ以上カンタンな方法はない」と断言したい手順です。 タマネギ30分炒めも無し。 作ってみません?
野菜はタマネギ、ニンジン、ジャガイモだけ。 タマネギは厚めのせん切りに、ジャガとニンジンは乱切りしておきましょう。
豚バラの塊肉を用います。 食べやすいようサイコロに切り分けます。
さて大鍋に水を張り、肉と野菜を入れたら、コトコト20分間煮はじめます。
スープすら使わないんです。
小麦粉とカレー粉を水で溶いておきまして、これが今回のルーとなります。 超簡単!
あとは鍋にルーを加えて静かに混ぜながらよく溶かし、塩で味を調えるだけ。 終わり。
出来上がりを器に盛り、醤油をたらしながら食べます。
「え、もう完成なん?」 そう、たったこれだけで作れてしまうのです。 しかも味はしっかりカレーですから驚いてしまいます。
実はこの作り方、日本橋たいめいけんの先代店主が考案したものなのです。 もちろんお店で出すカレーではなく、 こういう作り方もあるという一例ではありますが。
実食してみると、野菜の甘味ほのかな優しいカレーです。 このカレーをベースに、ウスターソースを入れてみたり、リンゴをすりおろしてみたり、 ナンダカンダ入れたりすると、好みの味に仕上がるでしょう。
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06/06/17